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今日は、2019年年度時点での、フロイデグループの概要を残そうと思います。

■フロイデグループ概要

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フロイデグループは、無職フリーターを1000人エンジニアに育てる過程で、多種多様な人々がテクノロジーを学びながらエンジニアの経験を積み重ねて価値を提供できるようになる継続可能な仕組みを社会につくります。「多種多様な人々」は現在のグループの仲間だけに目を向けても、フロイデカムラックに在籍している精神障がい者や発達障がい者、フロイデに10人近く在籍している韓国人とブラジル人やベトナム人、フロイデギズモに在籍している英語しか喋れないアメリカ人の仲間などがいます。地方でこの規模にしては結構多種多様な人々で構成されているのではないでしょうか。ちなみに規模は契約や嘱託の人など含め、全体で90人くらいです。
 なお、フロイデグループの事業体としての構成は、19年12月末の時点で大きく下記のようになります。全て株式会社です。

・フロイデ:システムやゲーム開発
・フロイデール:人材育成と事業創出
・フロイデカムラック:障がい者就労支援施設
・フロイデギズモ:Web制作会社

■ フロイデグループの経緯

 18年前に一身上の都合により強制起業した直後、私はわりと長く主人と個人事業主をやってました。が、法人の方が取引しやすいということで、実父が所有していた全然別業種の休眠会社だったフロイデ(株)の軒先を借り、気がつけば今に至っております。
 起業して12年くらいは20人前後でずっと客先常駐といわれる開発スタイルで自分自身もエンジニアとして客先に常駐しながらやっていましたが、下の子が1歳超えてから思うところあり「社員に恥ずかしくないように、ちゃんと肚くくって事業をやろう」と決意して、恥ずかしながらこの時に独立して12年目にしてはじめて事業計画書をつくりました。そして経営理念についても考えなきゃと思い、無職フリーターを1000人エンジニアにするというミッションを打ち出したのもこの頃です。なおこのミッションは現在ではフロイデ(株)だけではなくフロイデグループ全体のミッションビジョンとして掲げています。
 その後経営理念を掲げて事業計画書をつくったフロイデ(株)は客先常駐スタイルを脱却しで大きくなりましたが、
・ミッションは育成だけど事業体はテクノロジーカンパニーのため内外でコンフリクトが起きはじめた
・私自身の適性が100人規模の企業経営より何もないところから創業する方が向いているのではと考えるようになった
上記理由から複数の事業体から構成されるグループ制を模索するようになりました。それからは組織化や権限委譲をしようとしては失敗してを繰り返し、ようやく一昨年前に現在の副社長をはじめとする経営陣にめぐり合い、昨年からグループ制に移行しようとしております。

■フロイデグループの現状

 現在フロイデグループの中核はやはりフロイデ(株)で、こちらはまあだいぶしっかりしてきましたが、それ以外の会社はまだ軌道に乗せるまでにやらないといけないことがたくさんあります。いくら私が私生活で爪に火を灯すようにお金を節約しても、新規事業をおこすとみるみるうちにそのお金は消えていきます。様々なあてがはずれてプレッシャーで眠れなくなる夜もあります。子ども達もまだ小さいのにいい歳したBBAがなにやっとんじゃと我にかえる時もあります。でも毎日いろんな人と関わりながら自分の価値観がガンガンに覆され続ける事業創造時は、私の1番大好きなフェーズです。特に失敗続きの中で私の仮説が想定以上の結果を出したときの「おっしゃ!」とガッツポーズしたくなる瞬間は、本当に何ものにも変えがたいといつも感じます。というわけで、大変ですがおかげ様で私自身は楽しくやらせていただいています。

 ちなみにフロイデグループにはまだホールディングス会社はもちろん、株式での親子関係も今のところありません。ただ全て私が筆頭株主なので、会社法的にはそれぞれ関連会社や関係会社となります。以前厳密にはこれはグループじゃないとかいう人がいたため一時期はファミリー企業という言い方をしていた時もありましたが、かえって外部への説明が面倒になったのでもうグループで統一します

■フロイデグループの今後

2019年は私にとって(株)フロイデカムラックと(株)フロイデギズモの2社を創業した記念すべき年でした。どちらも私ひとりの出資ではありませんし私ひとりの力での操業ではありません。その辺の詳細もまた次回以降説明していきます。とにかく来年も、スキあらばの精神で1000人ミッションに寄与するグループ事業を創出し、あわよくばの精神でまた新しい会社をおこしていけたらなと考えています。

■次回予告

次はフロイデグループの中核となるフロイデ(株)について説明していきます。