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ウガンダ紀行備忘録⑦ウガンダ5日目

視察もいよいよ大詰め!今日はルウェロにあるエイズ孤児支援NGO・PLAS事業地の視察。早起きして首都カンパラから離れ、地方都市ルウェロに向かう。

■ルウェロ

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車で首都カンパラから離れると途端にこんな感じに。すでに水道がなく、水汲みが必須になる。もう少し行くと電気もなくなるらしい。高度が高くて暑すぎないからエアコンなしでも全然いけるけど、色々ツライ。

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首都を離れると、とにかく雑草のようにバナナが生えている。しゃかりきになって働かなくても十分食べていけるんだろう。経済的にはまだまだだとしても、とても豊かな国だと改めて思う。

■エイズ孤児支援NGO・PLAS

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今回お世話になったAAICの一宮氏が理事をされているエイズ孤児支援NGO・PLASにご訪問。かつてサハラ以南のアフリカに1400-1500万人いたエイズ孤児も、現在は医療の向上によりHIVに罹患しても平均寿命まで生きられるようになり、1220万人まで減少したそうだ。その過程でPLASはシングルマザーの就労支援なども行うようになったとのこと。 

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PLASのリサさんやローカルスタッフの方々と。

■職業訓練施設

その後PLASのご好意で、近隣の職業訓練施設へ。

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驚愕するほど古いタイプライター。

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学生の方々。

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B/Sの指導だと思う。こんなところで会うとはw

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こちらはICTクラス。

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Windows7か…。

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スタッフの方々と。

ICTクラスのローカルスタッフは、テクノロジーを教えらることに誇りを持っていた。

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目がキラキラしてる!彼からは「ここで暮らしたら英語が話せるようになるよ!」という素晴らしい提案をいただくwww

ただ彼らのテキストを見せていただくとXHTMLやVBなど10年前の技術。今これを学んでも…と思うが、国の資格試験に沿ったものらしい。なんとかならんかなあ。せめてアドオンのカリキュラムの提案などできないものか。誰にも求められてない気がするけど個人的にウガンダで一番やりたいと思った事案。誰か知恵をください。。。

■PLASの支援事業

場所を移動し、PLASが支援しているコーンロウにしてくれるサロン。

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試しにサイドだけやってもらう。

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47歳にしてコーンロウデビューする私は若干イタイかもだけど、施術はまったく痛くない。

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こちらもPLASが支援しているカフェ。

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コーヒー豆を天日干しにしてる。

リサさんに、ローカルの女性達を指導する苦労を聞いてみた。

・だいたい2〜3ヶ月の長期出張の形で現地に来るが、ずっと一緒にいれるわけではないので、小さい変化を見つけにくい。
・一生懸命研修に参加しているが、なかなかスキルがつかずドロップする女性や若者が一定数いる
・カフェで農作業では得られないような大きなお金が入り、金銭感覚がわからなくなり、働きすぎてしまう女性がいる
・カフェで販売したカップケーキが当たったら、カップケーキを卸している大手企業から睨まれた
・その他

様々な苦労を、彼女は溌剌とした笑顔で語ってくれた。何かPLASのお手伝いをしたく、ロゴスポンサーをやらせてもらえないかお願いする。使ってもらえたらいいなあ。

■ルウェロ周辺

ちょっと散策。

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椎葉育美とアフリカンベビー。ふたりとも可愛い、セットで連れて帰りたい…

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出生率が6を超える驚愕の国ウガンダ。子どもが本当にあちこちにいる。みんな目がくりくりで可愛い。 

最後にローカルレストランで遅めのランチ。当たり前のように電気がない。

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だけどここの食事がウガンダで一番美味しかった。ティラピアのトマトスープとアフリカンライスとマトケ。青バナナをマッシュにしたこちらの主食であるマトケにもだいぶ慣れた。

■日系スタートアップ③

最後の夜。椎葉氏は体調が思わしくないのと翌日早朝ミーティングがあるということでキャンセル。一宮氏と2人でこちらでカカオやバニラの生産や加工を行なっている岡野氏と浅井氏と会う。

もともと奥様である岡野氏がこちらで起業し、アルバイトで入った浅井氏と結婚したとのこと。11ヶ月の可愛い盛りの男の子と家族で事業を進め、なんつーか幸せの絶頂という感じ。見ているこちらも幸せな気持ちになる。こういう女性起業家を、日本の若い女性達にもっともっと見せたいなあ。

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それにしても、ウガンダの日系スタートアップの方々は、みんなキャラが立っててとても温かく若く気さくな方々ばかりだった。きっとみんな相当苦労して相当他人に助けられてきたんだろうと思う。またお会いしたい。

明日はいよいよウガンダ出国。