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AI時代の競馬予想スタイル その2「馬柱は読むな。」AIを活用して競馬予想を楽しむ方法

私は浦和競馬場が自宅から近いので月に1回ぐらいのペースで現場に足を運んでいます。交通手段は指定席を確保したい時は自宅からタクシーで行くのですが、午後4時ぐらいから居酒屋「浦和競馬場」を利用する時は浦和駅から「無料バス」を利用しています。※浦和ではCOEDOビールや埼玉の銘酒、秩父錦や世界鷹が呑めるんですよ。
無料バスに同乗する方々は私よりも年配の方が多いのですが、必ず競馬専門紙かスポーツ紙を手に握りしめているんですよね。そしてその光景は25年前とほとんど変わっていような気がするんですよね。

前置きが長くなりましたが、競馬場で競馬新聞を広げて馬柱を眺めているようなファンはラッキーで馬券が的中することは何度かあるかもしれませんが、長期的に見れば必ず収支は悪いと思います。だって私もそうでしたから、、、
以前にも書きましたが、情報を沢山脳にインプットすれば馬券は的中するというのは迷信だと思います。
皆さんはネットの競馬関連のニュースを読み漁り、馬柱を目を皿のようにして読み、競馬新聞のコメントも調教の評価も全部読めば馬券は的中に近づくという思い込みが有りませんか?

兎に角、情報をいっぱい入れたら馬券が的中するハズとうよりは、「これだけインプットして考えたのだから外れても仕方が無い。悔いは無い。」といった変な言い訳になっていませんか?

私はそもそも当日に馬柱を読んで各馬の能力を比較検討している時点でアウトだと思うのですが、馬柱にあるような情報はAIはすべて学習しているので、人間が判断する必要は無いと思っています。(AIに任せて下さい。)
馬柱にあるような各馬の競走成績はAIに学ばせて数値化し定量的な評価をするべきだと思っています。

「馬柱を読むな。」と言うと、競馬新聞やスポーツ紙の情報を完全に否定しているように思われがちですが、そんな事は有りません。
トラックマンや競馬記者は日々真剣に現場の取材を続けているので、情報の取捨選択を間違わなければ宝の山だと思っています。言うなれば競馬情報誌の馬柱はおまけみたいなもので、トラックマンの印や信頼できる記者取材した記事が重要なんだと思いますね。

ただし、最近の傾向として競馬情報誌がネットで発信する情報は、予想に有用な情報と言うよりは如何に読まれるかが重要であって、例えば秋華賞ではリバティアイランドに対するポジティブな情報と、ネガティブな情報が併せて配信されることが多いと思います。特にこの傾向は競馬専門紙よりもスポーツ紙に多く、惑わされないように注意が必要ですね。
最近のスポーツ紙は俗に言う「こたつ記事」が多く、テレビや動画の内容を勝手に記事にしてページビューを増やしていますが、競馬に関しても馬券の的中に繋がる情報よりも、兎に角読まれるトピックの記事を配信しがちなんですね。
「リバティアイランドは絶対に勝てる!」といった記事を配信しながら、「リバティアイランドの落とし穴は?」みたいな記事を配信しているんですね。流石に未だ競馬系ユーチューバーの配信を記事にはしていませんが、元プロ野球選手の配信するユーチューブは既に沢山こたつ記事としてアップされていますので、近いうちに無節操にこたつ記事をアップする日は近いと思いますね。

馬柱よりもレース映像を見たら?

中央も地方もネットで全レースの動画が見れるようになりましたので、馬柱など読むよりは映像をチェックした方が馬券的中の近道であるとは思いますが、私自身の経験ですが、前走不利などの要素が全て馬券には結び付かないとは判っていても、どうしても過度に受け止めてしまい、それが競馬認知バイアスになって冷静な予想の邪魔をしてしまうことも多いのが現実です。
ある特定の馬が不利が無ければ必ず好走するだろうと思い込むと、他の馬が全く見えなくなってしまうんですよ。
その点AIには全くバイアスが無いので、自分の評価とAIの評価を比較して我に返ることが出来るのですね。
※私は競馬を予想する上で発生する認知バイアスを競馬認知バイアスと呼んでいます。

賢者に学べ?


競馬予想TVに出演しているキムラヨウヘイさんが
「専門誌の○○トラックマンが○○厩舎の馬に◎を付けたらプロファイリングポイントをプラス」のような禁断の予想をしていますが、これが究極の競馬情報誌の活用方法だと思っています。※TMの印からプロファイリングポイントを+にするには、もっと諸条件があったと思いますが?なにしろ予想家がTMの印から予想のヒント得るなんて禁じ手ですよね。
こんなことはAIでは絶対に対応出来ないことですね。(第一TMの印なんか学習データに入れていませんからね。)
キムラヨウヘイさんの好きな点は、予想を的中させるために手段を選ばないと言うか、聖域を設けないところなんですね。
余談ですが、最近は私はキムラヨウヘイさんが、競馬予想TVで本命にする競走馬を予想出来るようになりましたよ?

長くなったのまとめます。

「馬柱は読むな。」


1.そんな情報はAIに学ばせているので人間が読んで何かを判断する必要は無い。
2.そもそも当日になってから、そんな無駄な事をしている方は馬券は当らないだろう。

「競馬情報誌やネット配信の記事の扱いは?」


1.どの様な情報が馬券的中に繋がるのか真剣に判断すべき。自分自身が最も信頼できる予想家やトラックマンを選んで彼らの予想メソッドを研究(真似)するといいかも?

2.情報過多は競馬認知バイアスを産んで冷静な予想の妨げになる場合も多いので、バイアスの無いAIスコアは大切にする必要がある。

大切なのはAIが学習して評価を数値化できる部分はAIに任せて、人間はAIが苦手な分野で一つだけでもいいから競馬予想力を磨くことだと思います。

おまけ
私は競馬予想TV、グリーンチャンネルのトラックマンTV、日曜競馬コンシャルジェ等はレース前日には軽く見ますが、日曜日の夜から月曜にかけて再度入念に視聴するようにしています。レース前日に真剣に見てしまうと、何だか気になってしまい、それが原因で買い目が増えてしまったり、見事にバイアスになって冷静な予想が出来なくなってしまう恐れがあるからです。
レースの結果を踏まえて視聴すると、トラックマンや予想家がどうして的中出来たのか?何を間違って外してしまったのか?何に拘り過ぎて外してしまったのか?学べることが多いのでそうしています。
特に「策士策に溺れる。」ような状況は自分自身への戒めも含め、大変勉強になるんですね?

競馬予想系ユーチューブチャンネルを視聴している方は、私と同じようにレース終了後に入念にチェックすると競馬予想力が磨かれると思いますよ。
しかし、ユーチューバーは玉石混交なので気を付けて下さいね。私は借金してまで馬券で勝負するようなギャンブルエンタメ系チャンネルは完全に否定派ですよ。

次回は「血統予想に酔うな。」を書きます。


私が過去にレース映像を見過ぎて失敗したケースです。

今年の日本ダービーで私が戦った競馬認知バイアスについて書いています。






AIスコアを参考にして馬券が的中しましたらほんの少しだけサポートして頂けるとやる気が湧いてきます。趣味とは言え家族を犠牲にして莫大な時間を費やしております?