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春のわらべうた ずくぼんじょ

こんにちは。

日本語の歌で遊ぼう♪の愛です。


明日は、「日本の歌で遊ぼう♫」の3月第1回目です。


今回のメインは、


ずくぼんじょ


日本の伝承の歌、わらべうたです。

はじめて聞かれる方もいるかもしれませんね。


ずくぼんじょとは、

春ににょきにょきと地面からのびてくる、あれ、


つくし

のことです。


街なかでは頻繁にはみられないかもしれませんが、

ちょっとした原っぱや土手を探してみると、

案外見つけることができる、春の植物です!


イギリスでは、春を告げる植物といえば、

スノードロップですよね。


日本は、梅やつくしでしょうか。


さて、このずくぼんじょ

歌だけでも面白いですが、動きがセットになっていて、

歌いながら動きをすると、なんだかほっこり笑顔になれる歌なんです。



にょきにょきと動く様子を

身体の動きをつけて、つくしになりきって遊びます。



にょき にょきにょきにょき

という音(おん)のおもしろさと、

地面から地上へと伸びてくる様子を

動きで表すので、

どんな子どもにとっても、分かりやすいですし、

無理なく取り組めます。


そして、なにより本質にあった動きです。


日本語の側面からみると、

「ず」「ぼん」「じょ」

という濁った音もおもしろく唱えることができますし、

「ずっきん」「かぶって」「すっぽーん」

と英語にはない促音もいたるところに入っていますね。


ただ、この歌も、歌って遊ぶだけではなくて、

春が近づいてきてつくしが出てくる季節には、

他の木々が芽吹いてきていること、

球根の花が咲く準備をしていること、

暖かくなって、虫や動物たちが活動し始めていること、

とか、

気温が変化する理由や影響、

地球の回転軸と太陽の話、

四季のない一年中同じ季節の国のこと、

エアコンや環境問題の話

などなど、

子どもの理解や興味にあわせて、パパ・ママが話しやすいことを

お喋りの中で広げてあげるのも楽しいですね。


私であれば、ピアノの先生もしていますので、

ドビュッシーのオーケストラ曲、「春」

ベートーヴェンのヴァイオリンソナタNo.5 「春」

のCDを、子どもが一人遊びしているときにかけてみたり。

あとは、春の小川とかの唱歌も一緒に歌ってみたり。



明日、参加してくれる子どもたちは、

どんな反応をしてくれるでしょう。

楽しみです(^^)



因みに、私の姪っ子ちゃんと、試しに遊んでみたのですが、

とてもとても「エネルギッシュなずくぼんじょ」でした!

あと、チューリップを歌ったら、

姪っ子ちゃん「プッ、って面白いね。

ママ「プって??? なにかな?」

姪っ子ちゃん「チューリップのプだよ、ママ。」

ママ「そうだね 笑」

と、大人が思いもしないところに、興味のツボがあるようです(^^)



さて、少し話がそれてしまいました、、、

ずくぼんじょの話にもどしまして。



日本に住む子どもたちは、

きっと保育園、幼稚園、子ども園で

春のお散歩でつくしをとって、それを給食の方に調理してもらって食べる、

というような連続した一連の活動を経験すると思います。

これは直接経験ですよね。

自分の手を使って、つくしをつむ時の触った感覚。

調理は見学するくらいか、出来上がったものかもしれませんが、

味覚を味わうなど、

五感をとおして、対象のものにふれます。


イギリスでは、つくしははえていないですので、

写真やイラストで、日本の植物のことを紹介しながら、

イギリスのスノードロップみたいな

冬から春の変わり目に顔を出す植物だよ、

と理解を促していきます。


さて、

ずくぼんじょの話で長くなりましたが、

明日は、他にも

「ひなまつり」のお歌も歌いますよ。


子どもたちの笑顔に会えるのが楽しみです!

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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