まるで使い古されたカセットテープのようなAIの話
れはもう30年以上も前の昭和の話になりますかね。
ラジオや音楽を録音するといえば、カセットテープが主流でした。それをラジカセ(ラジオカセットレコーダー)で録音再生して聞いていたものです。
そして気に入ったラジオ番組を録音して、カセットケースの背中の所に番組名と第何話なのかを事細かに書いたり。
カセットテープで売られていた曲を買ってきて、ワクワクしながらラジカセで聞いたり。
しかし、当時のラジカセはとにかくうるさかった。
カセットを入れて音楽を聴こうかぁと動かすときに、再生ボタンが上から下に目いっぱい押しこむ式だったものですから、ガチャンガチャンとでかい音をたてます。
また、カセットを早送りとかするときは、そのでかいボタンを押しっぱなしにするのですが、キュルキュルキュルキュルとどでかい音を永遠に垂れ流していました。
うるさいったらありゃしない。
でも...それも今思えば良い思い出。なんだかノスタルジックに浸れちゃいますね。
けどそんなカセットテープにも弱点があって。
使い続けたり、録音すればするほど、品質(主に音質)が悪くなっていくんです。
そりゃもう末期の方はすこぶる悪くなりましてね。
今でいうバグってる状態になってしまい、ほとんど何言ってるんだかわからなくなってしまう。
だから、せっかく大切にしていたカセットテープも、泣く泣くゴミに捨てる...そんなものでしたね。
さて現代。
当時から比べると時代の進歩がとんでもない中、ついにはAIという未知のテクノロジーが幅を利かせてきました。
昭和を生きてきた自分からすると、取り残されてしまっているプレッシャーなのか、毎日ドキドキと脈が速いです(ただの老化という噂もあります)
遂にはAIを使って、自動でたくさんの記事とかが作れちゃう。。。というのだから、ライト兄弟が人類史上初めて空を飛んだ!という時ぐらい驚いておる次第です。
ところがそのAIで作ったコンテンツ。
べらぼうに質が低いというじゃありませんか。
いやそればかりか、そんな低品質コンテンツを無限に作って金儲けしようとしてくるもんだから、その結果企業側の頭痛の種となってしまっている様子。
狙われているのは、企業が出している広告。
その広告費を、大量に自動で作られる低品質なコンテンツに根こそぎやられているというのです。
それに関して事細かく書いてくれているのが、われらがビジネスインサイダー様です(いつもお世話になっております!)
これは本当に考えなきゃいけない問題ですよね。
AIは確かに楽ちんではありますが、一方で質の問題が出てきます。
それはまるで、使い続けてべろんべろんになっているカセットテープを、永遠に作り続けているような光景です。
壊れかけのradio…だけだったらまだましなんですけど、中身がどうやっても聞けないとか、もうそういう次元の話なんです。
それによって本来求めている結果を全く上げられない企業がいる。
その先の未来を想像したら...恐ろしくて夜中に一人でトイレに行けなくなってしまいますね。。。
うまいこと着地点が見つかればいいんですけれどもね。このままだとせっかく便利なAIという最先端のテクノロジーも、変な制限をかけられそうで怖いですね。
...つまり何が言いたいかというと、結局のところ、質の高い記事を書くにしろ何にしろ、手間暇かけて作ってるものが一番興味を惹かれるものになるのかなぁ…って感じっですね。
――なお、これらの文章の質は、AIによって低品質で量産されているコンテンツに負けている自信が大いにあります。。。
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