わたしはナース
はじめまして。あい、と申します。
わたしはナースです。
ハイティーンのころからナース界に身をおいています。気がつくと人生のほとんどがナース。
びっくりしました。
高校の衛生看護科にすすみ、卒業と同時に准看護師の受験資格を得て免許を取得。
10代でナースデビューしています。いま振り返ると、なんと幼く未熟なナースの誕生。
親元を離れ入寮。働きながら専門学校に通い、看護師免許を取得しました。
たくさんの人がわたしというナースに関わってくださり、守り、導き、愛しんでくださいました。
ナースを育ててくれるのは、患者さまとそのご家族さま。その寛容なお心のなかで、培われていく。わたしは、そう考えています。
たくさんの書物や研究、先輩ナースの教えや仲間たちとの切磋琢磨、ナースが成長していく過程の
「基」となるものは、すべて患者さまのなかにしかありません。知識も技術も経験も、すべて患者さまからいただいたもの。
未熟なわたしを受け入れ、そして与えてくださいました。
だからいつも、患者さまからいただいたすべてに応えることができるように
わたしのナースと真摯に向き合い、
ベッドサイドでお返しする、と決めています。
今ナースとしてのわたしをキチンとみつめる事で、ナース仕舞いの支度をしようと考えています。
ナースとして生きてきたわたしを「カタチ」にして
残したいと思っています。
そしてそれが、誰かのなにかにとどき輝けたら
こんな幸せなことはない、との願いもこめています。
さいごまでご一緒くださり、ありがとうございました。
では、またおめにかかれますように。
感謝をこめて。
あい。