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🎍年賀状イラストワークフロー雑記

あけましておめでとうございます。くようです。
グランシュライデ動画解説はエタってます。やるきがとろけたにゃ。

新年に向けて作ったこのイラストのワークフローに需要あるかをXで呟いたところ思ったよりご要望のお声をいただけたのでざっくりまとめてみます。
ゆるっとお付き合いくださいにゃ🐱

目次

この流れで解説していきます


テーマ決め

特に苦難苦節があったわけではなくいつも通りノリと勢いで決めてます
去年のイラストの雰囲気から大きく変えず干支を取り入れた無難な感じにするべく「うちの子」「辰」「着物」「筆」「ink splashing」辺りを取り入れることにしました。

去年のイラスト

AIイラストを使う場合はAIが勝手に書き足したものがインスピレーションに繋がったりするので、最初のディレクションはざっくりで良いかなと思ってます。

素材作成

さて作るものを決めたのでざっくり素材を作っていきます。
ふんわり作りたい構図は思い浮かんでいますが、それ通りに作ろうとするとじゃじゃ馬AIに振り回されて苦労するので、素材をみて妥協点を見出す事が割と大事だと思っています。

うちの子生成 (Stable Diffusion)

ひとまず、動きがある感じで筆を持った着物のうちの子を雑に100枚くらい生成して使えそうなものを選びました。
ツールは普通にSDWebUIでHires+ADetailerでの生成です。特別なことは特にしてません。あとパンツはみせません清楚なので。

謎の光を取りたい人は私の口座に5000兆円ふりこむにゃ

飛び散ったインクを上手く生かしたかったのですが結局色が多すぎてまとめ切れなそうだったため背景は全てカットしました。
また、筆が切れてしまっているのでごまかしながら書き足しました。

なんとなくざっくり配置して次に作る龍の置き場を決めます。
この時点では「右上に龍が来て右下に文字かなぁ」くらいしか考えてません。

ざっくり配置

龍の素材生成 (Niji-journey)

私の使ってるモデルでは龍、特に東洋的な方の龍は絶望的に下手くそだったため、Niji-journeyを使用しました。
適当にjapanese dragon illustrationとかで生成して使いやすそうなのが出るまでガチャるつもりでしたが、一発目でこれが出たので「これでいいか」ってなりました。

これも切り抜いてざっくり配置します。
この時点であとは文字を入れたらキャンバスが埋まる感じになったので、生成はおわりにして、合成作業に移ります。

仮置き状態

合成 (Photoshop)

さて皆大好きPhotoshopのお時間です。
ちなみに私は全く絵が描けないので雰囲気でやってます。あと買ったペンタブが未だに使いこなせてないのでマウスです😇

龍の修正

上の画像を見ればわかりますが龍の目が無かったり欠けている部分があったのでちょっと描き足しました。最終的にうちの子と龍の目が合っている感じにしようかなと思ったので、黒目は若干うちの子向きに書き足してます。

背景素材の作成

うちの子と龍を配置した状態で、背景を差し替えて色々検討していきます。
最終案以外レイヤーを残さなかったので画像は載せられないのですが、単色背景のパターンやうちの子イラストの背景の配色を使ったものなどを考えていましたが、結果的には正月らしい金色背景になりました。

作り方は簡単で、以下の順でレイヤーを重ねて作っています。
[]内はレイヤーの合成モードです

  1. 花柄 [比較(明)]

  2. 紙のテクスチャ [乗算]

  3. 黒色塗りつぶし + ノイズ [覆い焼きカラー]

  4. 金色グラデーション

できあがったものがこちら

それっぽくなればよいので適当に作ってます。合成モードも色々変えながら適当に使ってます。

うちの子 眼の修正

この状態だといまいちどこを見ているのか分からない状態なので、これを直していきます。勉強中なので非効率だったり至らぬ点があってもご容赦ください。

向いている方向が微妙

とりあえず作業をしやすくしたいので、目の範囲だけ切り出してマットにします。

眼マット

一旦白目部分だけに塗りつぶしてざっくり黒目を決めます。当たり前ですがレイヤーを細かくばらして後から修正が効くようにしましょう。

黒目をざっくり決める
名前つけてないのはゆるして

眼にグラデを入れて、黒目の外側を縁取ります。色は修正前の目からスポイトで拾ってくるのが安パイだと思います。

ハイライトを入れます。正直どうやって配置したらいいのかまだわかってません。それっぽい感じにおいてます。

んで、なんかいい感じに色が多い方がリッチな感じがするのでノリで色を置きました。

最終的なレイヤーはなんかこんな感じになってます。
整理整頓してなくてごめんにゃ。

最終状態

眼に関しては教えられるほどのノウハウが無いので、専門書とか買ってそちらを参考にしてもらった方が100000000倍いいのでそうしましょう。

雲の加筆・インクの加筆・文字入れ

まだ絵がさみしいので、ちょっと書き足します。

まず雲(エ霞)を描き足しました。
奥行を出したかったので、「龍の奥」「龍とうちの子の間」「うちの子の手前」の3レイヤーに描いて、手前に行くほどぼかした雲にしています。

雲を加筆

次に文字入れとインクの加筆です。
ここの手順は文字の可読性の調整を兼ねていたため、割と同時並行で試行錯誤してます。
金一色に文字を入れると寂しい感じがしたので、青インクの線を足したり、黒文字オンリーでは堅苦しい感じがしたので、縁取りしたりしてます。
あとパンツ見えそうだったので、インクで隠したにゃ。

文字入れと青インク

はんこをぺったん

左下が空いたのではんこを入れました。
適当に素材を作ってフィルターギャラリーの「はね」と「海の波紋」ではんこっぽくしてます。

素材
汚しあり

調整

色調がやや弱めかなと感じたので、トーンカーブで調整します。
お決まりのやつですね。

これで完成です!

こんな感じで今回のイラストをつくってました。
総作業時間は多分3~4時間くらいだと思います。殆ど悩んでる時間だった気がしますが…

割と適当につくっているなぁと思った貴方。正解です。
基本的に行き当たりばったりの制作をしている状態なので、ゆくゆくは計画を立てて作れるようになりたいなぁと思っています。

正直参考になる気がしていませんが、何かしらのお役に立てたら幸いです。では、今年もよろしくお願いします。🐱

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