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中小企業の生成AI活用状況って実際どうなんだろう?

こんにちは。おもちです。
(自称)生成AIコンサルタントとして中小企業の導入状況を把握せねばと情報収集をしてみると気になる記事が。

こちら


リブ・コンサルティングが市場調査をしておりました。
こういう記事は本当に助かります。

まずは簡単に要約してみましょう。

・中堅・中小企業における生成AIの日常利用の割合は2割以下。
・利用層の9割以上が自分の業務に対してプラスの影響を実感。
・営業関連 ・経営企画関連 ・マーケティング関連 での導入が多く、バックオフィスでの導入は進んでいない。
・生成AIを活用している企業の中で、投資を増やしていきたいと回答している企業は7割超え。


日常利用は2割以下
活用領域

生成AIを使用している企業は少ないが、実際に利用している企業の満足度は高いという結果になっている。
なら皆導入すべきじゃん!って思う人も多いでしょうが、生成AI導入ハードルとして以下が挙げられています。

  • 使用方法のノウハウが不足している(60.0%)

  • 必要と認識しておらず導入検討を行っていない(40.9%)

  • 活用できる人材がいない(28.4%)

  • セキュリティ面の課題がある(17.5%)

この結果から察するに

  • 生成AIで出来ることを理解していない。(自社業務にどう対応するのかがわからない)

  • 使用してみたいけど、使い方が分からない。

  • 人材不足

  • 機密事項流出しそう,,,

この辺でしょうか。中小企業は経営資源的制約により、これらの課題の対処が自力では難しいのかもしれません。

さらに「生成AIへの投資」に関するデータも集計されていました。
生成AIを活用した層は「投資を大きく増やしていきたい(7.7%)」「投資を増やしていきたい(65.4%)」で73.1%となり、すでに生成AIを利用している中堅・中小企業の経営者は生成AIへの投資に積極的であるそうです。

つまり生成AIに対する大きな壁(使い方分からないし、活用できる人材もいないなど)をぶち壊していざ活用してみると、
・9割の人がその効果を実感し
・7割以上が生成AIへの投資に意欲的に

という結果になります。

一度生成AIを活用してみると、
【効果を実感⇒投資⇒より効果を実感⇒より投資⇒さらに効果を実感
】の正のスパイラルが起こります。

生成AIを活用した企業とそうでない企業では差が広がり続けることは間違いないでしょう。

「生成AIで解決したい経営課題」にも触れておきます。
「業務効率化/仕組み化」がトップで6割以上。実際に成果を感じている企業も6割以上です。

また、企業が生成AIを活用するパターンとしては大きく下記2つに大別されます。

  1. 生成AIを活用した新規事業の創出、既存事業への組み込み。

  2. 生成AIを活用した生産性改善、業務効率化

本記事で分かるように、中小企業の多くは後者の「生成AIを活用した業務効率化」をターゲットにしているということでした。

ここまでの内容をまとめてChatGPTに図にしてもらいましょう。

要点は捉えることができていますね。
生成AIに対して導入ハードルは非常に高いと感じている企業が多い一方、その壁を乗り越えて導入を決断できれば、市場競争において一歩先に進めることでしょう。

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