近所のなにげないお蕎麦屋さんが大好き

蕎麦って、妙にグルメ強者感がある。
だから蕎麦が好きですと言うのには、
少しだけ勇気がいる。

砂場だ藪だ、そんな教養はないし、
水がいいからだの、そんなのもわからない。

蕎麦の香りがわかったのだってつい最近だ。
それもつゆなんてつけたらわからない。
ばか舌なりに、好きな理由があるだけ。

上品な蕎麦をせいろでいただくのもよい。
天ぷらをつけて食べるのはもっと好き。
でも一番好きなのは、近所の蕎麦屋。

下町で、家業なんだろう。
高級感があるグルメ的蕎麦屋ではなく、
地域の普段着の蕎麦屋。

なにが好きって、丼がたまらない。
カツ丼も、かき揚げ丼もいい。
蕎麦のつゆは、かけももりも濃いめ。
カレー南蛮に至っては、ラーメン的塩分度。
こういうのが食べたいんだよね。

どんなにストレスがあっても、
ごはんをおいしいと思わないことはない。
食べたくないと思うこともない。
豆腐メンタルと思ってたけど、
実はそこそこ強いのかもしれない。

なぜこんなに心が満たされるのか