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ビジョン、バリュー、ミッション

企業経営には「ビジョン」「バリュー」「ミッション」の3つが大事だと言われています。でもその違いを説明できる人は少ないのでは?

もともとは現代経営学の父 ピーター・ドラッカーが2003年に提唱したのが始まりらしいです。意外と最近ですね。

経営指針成文化と実践の手引きでは3つは以下のように示されています。

ミッションとは?

「ミッション」とは一般的には「使命、重要な任務」とされています。経営理念もこの意味です。

なるほど。とりあえず ミッション=経営理念 ということですね。
でも企業全体のミッションと部署のミッションと個人のミッションは異なりそうですね。

ビジョンとは?

「ビジョン」は「未来像、夢」「ミッション(使命)が実現した姿」とされています。

これは比較的わかりやすそうですね。最近の経営指針成文化では10年ビジョンを作るようになりましたが、10年後の達成状態という感じでしょうか。

バリューとは?

「価値観」「判断基準」とされていますが「行動指針」ともされています。

ここが少しややこしいところで、私は当初ミッションとどう違うんだろうかと悩みました。これはどうも2階建てになっているらしく

経営理念
= 目的理念:ミッション(使命)
 +行動理念:バリュー(価値観)

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ということだそうです。

うーん、どうでしょうか?
なんとなくご理解いただけましたでしょうか?

サンクスUP!におけるビジョン、ミッション、バリュー

サンクスUP!では360分研修の中でこれらをすべて作ってしまいます。
経営理念はすでに作った前提で(まだの企業さんは経営指針成文化セミナーを受講しましょう!)、基本的に全社員さんとビジョン・ミッション・バリューをつくります。

SESSION1では未来新聞をつくります=ビジョン

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コラージュという芸術手法を使って、既存の新聞や業界紙の切り抜きや自分たちの写真を切り貼りしたりイラストを描いたりして10年後の未来を描きます。
だいたい5・6人のグループワークでわいわい話しながらつくります。

その時間わずか30分!

なぜそんな短い時間でつくれるかというと、事前に

「経営者が経営理念を語る」セッション
「社員がお互いの夢を語り合う」セッション
「現在と未来の仕事とスキルを考える」セッション
を行うからです。

ちなみにビジョンを言葉だけで表現するケースもありますが、私は圧倒的に見える化(=ビジュアライズ)することをオススメしています。
なぜならイメージを伝えるのには絵が一番伝わりやすいからです。
古来、曼荼羅や仏像や地獄絵図などの宗教絵画もそうですし、最近のグラフィックレコーディングも絵だからこそ伝わりやすいと考えています。

なお、できた未来新聞はオフィスや休憩室や会議室など、会社の壁に貼って毎日見ることをオススメしています。
ビジョンを毎日みんなで眺めることで達成に向けてのイメージを共有することができます。

もし手書きの新聞を貼るのに抵抗がある場合は、研修でできた未来新聞をもとに株式会社ゴーアヘッドワークスさんのビジョンビジュアライズをお願いするのも手です。

プロのイラストレーターの手によってビジョンをキレイに仕上げてくれますし、書き起こしてくれるので著作権関係もクリアできるのでホームページ等にも安心して掲載できると思います。

その後、サンクスUP!では
SESSION2 価値基準(バリュー)をつくる→会社の評価基準へ
SESSION4 使命(ミッション)→一人ひとりの年間行動目標へ
とつくります。

が、長くなりましたので、バリューとミッションは後日説明します。


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