AI研究部

AIを使って生産性を上げ、豊かな社会を目指すためにAI関連のことをお伝えします。 Ti…

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AIを使って生産性を上げ、豊かな社会を目指すためにAI関連のことをお伝えします。 TinyBetter株式会社にてHignull AIというChatGPTベースの総合AIツール(https://www.hignull.ai/)を提供しています。

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OpenAIから発表されたプロンプトエンジニアリングのコツを日本語で解説

ChatGPTを生み出したOpenAIよりプロンプトエンジニアリングのコツについて紹介されておりましたので日本語で解説いたします。 プロンプトエンジニアリングは大きく6つの戦略に分かれ掲載されており、それぞれの戦略にそって、具体的なプロンプトの例が掲載されていました。 ざっと戦略をつかむよりも1つ1つの具体的なプロンプトを理解することがプロンプト改善に役立つと思いますので、ぜひプロンプト例まで見ていただければと思います。 プロンプトも日本語に翻訳しておりますが、日本語では英語

    • タダでもらえる暗号通貨:ワールドコインって何?紹介コードあり

      無料でお金がもらえる??ワールドコインについて聞いたことがありますか?おそらくビットコインは多くの方々がご存じかと思いますが、ワールドコインはそれら暗号通貨の一種です。ワールドコインは他の多くの暗号通貨とは違ったユニークな特徴があり、それをもっともユニークたらしめているのが、無料でコインを配布するという試みです。 通常、暗号通貨を購入するためには資金が必要で、手持ちの円やドルなどの通貨と交換するというのが暗号通貨を手に入れる方法ですが、このワールドコインは登録するだけでお金

      • ブログ記事作成プロンプトを作成してみよう

        昨今では多くのプロンプトが出回るようになり、コピペすれば使える有用なプロンプトも増えてきました。そのような中で優れたプロンプトを探し出し使うことは確かに重要ですが、プロンプトは自然言語で書かれていますので、自分が自分自身で使いやすくカスタマイズできるところにも大きな楽しみがあると感じています。 本記事では、自分なりのやり方でプロンプトを作成したい方向けにブログ記事作成プロンプトを作ることを例として手動でプロンプトを作成したり、カスタマイズしていく方法をお伝えいたします。 ま

        • アメリカのトップ企業はどのように生成AIを導入・活用しているか?

          昨今はさまざまな企業で生成AIの導入が進んでいますが、アメリカのトップ企業ではどのように生成AIを導入、使用、計画しているのでしょうか。「a16z」というベンチャーキャピタルがその状況をまとめ上げて調べてくれています。 自社に生成AIを導入する際にも非常に有用となるデータが含まれており、私にとっては非常に参考になる知見がたくさんありました。 ただ、非常に有用な内容ではあるものの、普段から生成AIに精通していない場合は理解が難しい部分もあるかと思いますので、本記事にて重要な部

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          サムアルトマンのインタビュー要約 GPT5, AGI, Soraについて

          2024年3月19日、サムアルトマンへのインタビューがYoutubeで公開されています。 昨年11月のOpenAIの騒動、GPT5、イーロンマスク、Sora、AGIなどなどたっぷり2時間の動画になっていまして、重要な部分を抜粋し、要点をまとめて考察します。 インタビューの全容2時間のインタビューは以下の話題で進んでいきます。 2023年11月のOpenAI騒動(主にメンタル的なこと) イーロンマスクの訴訟 Sora GPT-4 Q* GPT-5 投資 Goo

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          ChatGPT搭載のロボット Figure 01 その機能と仕組み

          先日、生成AIの次に来るビッグウェーブとしてロボットを紹介しました。そんな矢先に注目していたロボットの会社 Figureから大きな発表がありました。OpenAIと提携をしたFigureは、さっそくFigure 01にChatGPTを搭載してきたのです!本記事では、Figure 01のすごさと仕組みについて説明いたします。 なお、前回ロボットの今を紹介した記事はこちらになります。 Figure 01にChatGPTが搭載!Figure社のロボットFigure 01にChat

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          生成AIの次に来るビッグウェーブ ロボットの今

          2023年は生成AIが大いに躍動した年でした。2024年はそれらの生成AIがあらゆる所へと浸透し、多くの人にとっては見えないところで動き始めています。 それと同時に新たなブームも見え始めてきています。それがロボットです。生成AIによって急成長を続けるAIが、ロボット分野にまで波及してきた現状をお伝えいたします。 Amazonのロボット2023年末、この10年でAmazonで使用されるロボットの数が大きく増加していることが話題に上がりました。 2013年には1000台だったロ

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          生成AIで何をやったらNG?文化庁のAIと著作権に関する考え方を調べてみた

          文化庁より「AIと著作権に関する考え方について(素案)」が閲覧できるようになっています。2024年2月29日にこの素案にたいしてパブリックコメントが追記されました。AIを使用し、推進する立場として、日本の法律、文化庁の見解を深めていくことが必要だと思い、今回追記された内容を含め、「AIと著作権に関する考え方について(素案)」の中で重要だと思える部分をピックアップして解説します。 日本の著作権と「AIと著作権に関する考え方について(素案)」日本では、デジタル化・ネットワーク化

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          Microsoft AI Tour - Tokyoに参加してきました。

          2024年2月20日に開催されたMicrosoft AI Tourに参加してきました。最新のAI活用の事例や取り組みが紹介されるとのことで、3,000人以上が会場に訪れて大反響となりました。私も参加してきましたので、このAI Tourについてのをお伝えいたします。 1日で盛りだくさんのセッションに参加してきましたのでどんな内容だったのか、私の主観も踏まえてご確認いただければと思います。 キーノート(基調講演)このAI Tourにはメディアも数社参加しており、キーノートについ

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          Googleの次世代モデル:Gemini 1.5は何ができるのか

          昨年12月にGoogleからGeminiが発表され、世界に衝撃を与えたことがまだ記憶に新しい中、2ヶ月と少しで早くもモデルのバージョンアップが発表されました。新しいバージョンはGemini 1.5です。 2024年はAIの発展スピードがさらに増していくと考えていましたが、その予測を超えていくような速さです。 本記事では、Gemini 1.5が従来に比べてどう変わったのかを説明いたします。 Gemini 1.5とChatGPT-4との比較Gemini 1.5を理解するため

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          ChatGPTの新たな「記憶機能」で何ができるのか?

          2024年2月13日、OpenAIよりChatGPTに新たに「記憶機能」が発表され、一部のユーザーでテスト的に使用が開始されているということです。 ChatGPTが「記憶機能」を持ち、すべての会話を覚えておくようになったことで、無駄な繰り返しが減ったり、スムーズに会話が進むようになりそうです。 本記事では、新たな「記憶機能」について説明いたします。 OpenAIの記憶機能に関する記事は以下になります。 記憶機能とは、どんな能力?ChatGPTとチャットする際、特定のことを

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          Microsoft Copilot サービスは2つある?

          2024年の今、Microsoftが提供するCopilotサービスは、私たちの仕事や日常生活に革命をもたらす可能性を秘めています。しかし、このサービスには二つの異なる顔があることをご存知でしょうか?法人向けの「Microsoft Copilot for Microsoft 365」と個人ユーザー向けの「Copilot Pro」同じCopilotと名前がついているので少し混乱するかもしれません。 2つのCopilotの違いとそれぞれの機能について深掘りしていきます。 2つのC

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          LLMの学習法を英語学習に応用したら多読にたどり着いた その2

          前回の記事では、私が外国語を学んできて限界にぶつかったことと、LLMの学習方法を応用した英語の学習方法として、多読が最適なのではないかということをお話しさせていただきました。 今回は、具体的にどうやって多読をしていくのか、本選びや多読のコツについてと、第二言語を習得するのに有効だと思われるLLMから学んだ言葉の概念などについて説明いたします。 本選びから始めよう多読を始めようと決意した後にやるべきことは、まず本選びです。 多読の本は以下の条件を満たすことが必要です。 興味

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          Azure OpenAI Service API使用料を調べてみた

          ChatGPTを会社などの組織で使用する場合や開発者としてAPIを使用する場合は、API使用料という形で支払いが必要となります。API使用料が実際どのくらいの料金かかるのかを調べてみました。 ChatGPT-3.5とChatGPT-4を使うのとではまったく料金が違うと聞くのですが、どれほどの差があるのでしょうか?法人やAPIとして使用している方は参考にしていただければと思います。 使用料一覧2024年2月現在の価格をMicrosoftのホームページから調べてみました。 M

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          LLMの学習法を英語学習に応用したら多読にたどり着きました

          ChatGPTの翻訳能力や自然と英会話ができしまうすごさを実感して、英語力を向上させるためにどうやってChatGPTが応用できるのか考えていました。 いろいろ考えてみた結果、ChatGPTをどう使うかよりも、結局LLMの学習方法を参考にすればよいということに気付きました。結論を言ってしまえば、英語の多読学習です。英語を学習する際に単語帳でたくさん覚えたり、英会話に通ったり、いろいろな方法がありますが、どうして多読学習がよいのか、多読はどのように行うのかを私の経験とLLMの学習

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          生成AIって何?「生成」ではないAIはあるの?

          2022年の登場からChatGPTが多くの人に驚愕をもたらし、「生成AI」という言葉が2023年の流行語にも選ばれてましたが、そもそも「生成AI」が何かということについて考えたことはありますか? 生成AIという言葉があるのならば、生成ではないAIもあるんでしょうか? そんなことにちょっと疑問を持った方々へ生成AIや自然言語処理(NLP)、大規模言語モデル(LLM)などのAI関連で使われる言葉をAI全体の構造から分かりやすく説明いたします。 生成AIとは?一番最初に生成AIに

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