ai_for_everyone

日本大手上場企業のAIチームリーダー。日本語、中国語、英語が堪能。修士卒業。 今までの業務経験を交えて、最新最先端のAI情報を実践的に解説します。

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1、画像認識モデルの可視化2、pythonソースコードを開示せず、AIモデルを提供する方法3、【論文紹介】Deep Symbolic Regression for Recurrent Sequences4、世界初の生きているロボットXenobots (論文紹介)5、ビットコインの論文翻訳(Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System) ※随時更新します。

    • ビットコインの論文翻訳(Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System)

      ■前書きこん資料は基本的にBitCoinの英語論文を意訳したものである。 既に日本語訳版があるが、多少分かりづらいため、自分なりに訳した。 BitCoinの論文自体は非常に洗練されていて、背景知識がほとんど書かれていない。 ブロックチェーンの理解を深めたい方は、他の参考書類との併用をお勧めする。 0、書籍情報論文:Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System 種類:原著 著者:Satoshi Nakamoto サイト:

      • 世界初の生きているロボットXenobots (論文紹介)

        1、概要研究者たちはAIの力を活用して、自己複製できる生物を作った。 合成されたのはただの小さい多細胞集合体だけど、環境にある別の細胞を動かして、運動学的に自己複製できる。 このような自己複製能力は、何千年もかけて進化したものではなく、数日のうちに自然に生じるものである。 この多細胞集合体の複製能力は想定外である。 もし、十分な栄養素(複製材料)のある環境にいれば、永遠に複製し続けるだろう。 研究者たちはこの生物にXenobotsと名付けた。 AIで設計を調整し、複製能力

        • 【論文紹介】Deep Symbolic Regression for Recurrent Sequences

          1、概要 数値の系列から関数を予測するモデル手法の論文です。  例えば、1,2,4,7,11,16の系列から、計算式$${y=x^2}$$を回答するとのことです。人間にとって簡単なことですが、AIにとっては違います。  論文はTransformerを使い、モデル学習を行ったようです。  ※内容は読んでいませんので、詳しい話は割愛します。 2、紹介した理由Number Embedding層の可視化画像は非常にきれいであるほか、数値位置は関数の性質に強く依存しているようです。

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          pythonソースコードを開示せず、AIモデルを提供する方法

          1、背景AIの実用化が進んでいる中で、ある問題が浮き彫りになっています。 それはAIモデルを提供する際にpythonソースコードを渡す必要があるとということです。 深層学習や勾配ブースティングなど機械学習モデルの精度は高いですが、ソースコードは通常pythonで書かれているため、AIモデルをユーザに提供する際にpythonのソースコードを提出する必要があります。 pythonソースコードを恣意的に解析されたり流用されたりするのを防ぐために、相手と「紳士協定」を結ぶのは一

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          pythonソースコードを開示せず、AIモデルを提供する方法

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          画像認識モデルの可視化

          1、前書きIT分野の開発者は、一番最初に「Hello World」を表示するソースコードから学ぶでしょう。そこに物事の始まりとの意味合いが含まれています。 同様に、AI分野の研究者は、最初に数字画像認識モデルを学ぶでしょう。 0~9の数字画像(MNISTデータセット)を使い、深層学習モデルの作成を練習します。 2、行ったこと0~9の数字画像(MNISTデータセット)を教師データとして、Kerasで深層学習モデルを作成しました。 できたモデルが内部の高次元空間で持つ画像情

          画像認識モデルの可視化