娘を出産してから5年、罪悪感を味うことなく寝込んだのは、初めてかもしれない
先日、モデルナワクチンの2回目を接種した。
「注射、痛かったら泣いていいよ?」
5歳の娘がそう言ってくれたので、腕が痛くなったら遠慮なく泣こうと思っていたのだが、
「ママお熱出ると思うから、やさしくしてね?」
というお願いには、顔をしかめていた。ママの体調が悪いと相手をしてもらえないと、理解しているらしい(かしこいな)。
とはいえ、今回は夫に休みを取ってもらっていたので、私は安心して接種できたのだ。
当日の午前11時に接種して、午後3時には熱が上がってきた。夜には悪寒が始まり、熱も38.5度へ。2日目は、ほとんどの時間を布団の上で過ごした。朝から夜まで38.5度以上あり、解熱剤を飲んでも37.9度くらいまでにしか下がらなかったのだ。
知らぬ間に眠りに落ち、気づいたら数時間が過ぎている。その繰り返しで1日が過ぎていった。
目が覚めたときには、夫と娘の声が聞こえた。耳を傾けると、娘の弾んだ声……普段あまり一緒に過ごせないパパに、思う存分遊んでもらって、うれしくてたまらないのだろう。思わず顔がほころんでしまった。
そういえば、全然ママのところに来ない。心配していたけど、大丈夫だったな。よかった。
それにしても、娘を出産してから5年、罪悪感を味うことなく寝込んだのは、初めてかもしれない。副反応はつらいものだったけれど、精神的には回復したように感じる。
これはもう、丸1日がんばってくれた夫のおかげだ。本当に感謝し切れない。
しかしながら、1日の終わり……ラブラブだった父娘が親子喧嘩を始めたときには、笑ってしまった。
「ママがいいのー!!」
「ママは今日しんどいからあかんの!」
「うわ〜〜〜〜〜〜ん!!!」
エネルギーを出し切って疲れた夫と、テンションを上げすぎて疲れた娘……ふたりとも、本当にありがとう!
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