遺伝子



遺伝


年々、

怒り方とか感情のぶつけ方が母親に似てきてる

そんな気がする


塵になって積もって来たそれが爆発しかけて

自分の中のもの全部ぐわあってきて

母親みたいに八つ当たりできる

都合のいいものなんてないから

部屋のものに当たり散らかしてるんだけど

それが終わる度死にたくなる


似てきていることがわかる、


惨め、情けない、


自分が嫌いな母親のいちばん嫌いなところ


そこに似てきてしまってる自分が嫌い


死ねばいいのにって思う


あー死にてーって散らかった部屋片付ける


住む場所が変われば、同居人が変われば


死にたいって言う感情とか、そういうの


環境と一緒に取っ払ってくれるんじゃないか


そう思って祖父母の家から出たけどそうでもない


相も変わらず病むし、自分を愛せない


一人でイラついて、1人で怒って、虚しくなって


泣いて、寝て、起きて、バイト行って、寝て、


ほとんど同じ毎日


ぜーんぶ一人ずっと一人


誰かに言えたらいいのに、

誰かの前で泣けたらいいのに


泣けない、泣かない


自分が大人になるにつれ、母親に似てって


結婚して、子供ができたら、育てるとき


また母親みたいな母親になってしまうのかも


つまり、生きてる価値ないってこと


負の感情のみで育てられた私には


もう何も残らない



育ててくれたんだから、っていう人たちは


なんだかんだ愛してもらってきた人たちで


親とか自分で首絞めて死にかけること無かったの


いいなあって思う


縁切りたい、死にたいって思う度に

いやでも育ててもらったしなって考えたかった


産まなきゃ良かったなんて言うなら

私の事なんて産まなきゃ良かったのに


死ねって言うならこんなに大きくなる前に殺せば


そうすれば後処理も楽だったのに


無駄に育てて自分で死ねってか


あー死にたいね今日もちゃんと

今日も明日も昨日もずっと死にたい


生きてたくない


死ねない、死ぬ勇気がない


音楽がある、聞きたい音楽がある

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