PC弄りとトラブル解決(CPU交換編)備忘録 Ryzen9 5900X

お久しぶりです!ばいつーらです!
最近全く作品について投稿しておらず申し訳ございません💦
そして今回はNFT作品についての投稿ではなく、PCトラブルについての投稿です💦(専門的な単語も多くてすみません)
作品については今回やっとCPU修理が落ち着いたので徐々に再開していく予定です~

さてRyzen7 3700XというCPUからRyzen9 5900XというCPUに交換したときに起きたトラブルと、その解決方法について備忘録として単純に書き綴ってまいります!
なお私の使用しているMSIのマザーボードとRyzenを基準に書いておりますので、intelや他社製のマザーボードでは設定変更方法等が違う箇所もあります。ご注意下さい。

CPU交換の理由

私はAIartの作成やPCゲームをよくプレイするので自作PC組んで使用しております。
そして最近RTX4070tiというハイエンドグラボに乗り換えたのですが、CPUが現行の2世代前のものと古く、グラボの性能に全く追いついておりませんでした。
stable系でAI作品を出力する際も、本来グラボが持っているVRAMよりずっと低い値でしか使用できておりませんでした(out of Memoryというエラーが出たり出なかったりして安定しない)。
乗せ換える前のRTX3070よりも安定しない状態となってしまいました・・・。

よく勘違いしがちなのですが、「VRAM足りないならとりあえず良いグラボを積めばいいんだ!」と思ってしまいがちです。
しかし、グラボとCPUの性能が乖離しすぎてしまうと、ボトルネックという現象が起きて、グラボの性能を発揮しきることができなくなります。
VRAM12GB使用できるのにもかかわらず、10GB程度しか運用できていないということが発生します。

そこで、1つ上の世代であるRyzen9 5900Xに乗せ換えることで、グラボの性能を最大限に引き出してあげる、ということがCPU交換の目的となります。
またその他処理性能も抜群にアップしますので、音楽・動画の編集や処理等も高速になりますよ!

CPU交換前の確認

CPU交換の前に下記の点を確認をしていきます。

①マザーボードが新しいCPUソケットに対応しているか
②マザーボードに新しいCPUに対応したBIOSバージョンがあるか
③CPUクーラーの性能は適正か
④BIOSやOSの設定
⑤CPUグリス・工具の準備    等があります。

それぞれの解説を細かくしていくと、

① 
まずはRyzenなのかIntelなのか、そしてCPUのソケットは対応しているか(ちなみにRyzen7000番台は5000番台以前のCPUソケットは使えないので、マザーボードから買い替えになります。)
事前に下記のような、スペック表に記載の対応CPUを確認しておきましょう(PROCESSOR欄)


マザーボードに新しいCPUに対応したBIOSがあるか、公式サイト等で確認します。
例えば私が使っているMSI製のMPG X570P gaming plusというマザーボードですと、下記のサイトから確認できます。

サイト内にある互換性のリスト。青地のところが、乗せ換える予定のCPUです。
超大事!必ず購入前に確認を!

ここで必ず見てほしいのが、ダウンロードの欄にかかれた対応BIOSのバージョンです。必ず確認してくださいね。(敗因)

ちなみに現在のBIOSバージョンの確認は下記が参考になります

BIOS更新については下記を参考にしました!(要USBメモリー


CPUクーラーが古いと、ハイエンドモデルのCPUを冷やしきれません。
基本的に性能が良いCPUは発熱もすごく、最高で100度近くに達します。
許容温度を超えると熱暴走をおこしPCが勝手に再起動したりフリーズしたり、最悪の場合PCが再起不可能になります。
着ける予定のCPUの、TDPという数値に対応するCPUクーラーをつけましょう(どの程度の冷却能力がいるかという目安の値です)。
CPUクーラーの選定に関しては下記のサイトがメッチャ参考になりました!

https://madeinpc.blog.fc2.com/blog-entry-272.html

PCケースにある程度スペースがあるなら、AK620というクーラーがコスパ抜群でおススメです!とりあえず迷ったらこれで大丈夫かと思います。
(もちろん対応CPUも確認しましょうね)

Deepcool AK620 CPUクーラー 高性能デュアルタワー R-AK620-BKNNMT-G FN1630


Windowsの「高速スタートアップ」機能を無効にする
・BIOS(UEFI)の「Fast Boot」と「セキュアブート」を無効にする
これらの設定を先に行わないと、新しいCPUでBIOSが起動しなくなる可能性があります。これは元のPC構成を前提とした機能なので、PC構成が変わると正常に動作しなくなるためです。

下記のサイトを参考に設定しました!

http://memobox.wp.xdomain.jp/pctroubled



・CPUグリスは基本的に何でもよいですが、迷ったら定番の熊グリスで問題ないかと思います。
・工具の準備→ドライバー、静電気防止手袋、
 エレクトロニッククリーナー、エアダスター等

取り外したCPUはエレクトロニッククリーナーでグリスを綺麗に落としておきましょう。またマザーボードにグリスが付着していることもありますので、それも併せて掃除しておきましょうね。

さて、いよいよCPU交換を行っていきます

いざCPU交換をするも・・・

さて、CPU交換の実際の作業内容については非常に長くなってしまうので割愛しますが、CPUを乗せ換えても起動しませんでした。。。
ちなみにこの時BIOSは最新にアップデートしており、上記の通り作業もきちんと行っておりました。。。

CMOSクリアも行ったものの、全く改善せず。
古いCPUに乗せ換えればもちろん正常に起動する。
電話でPCショップに問い合わせても、「基本的にBIOSが最新バージョンになっていれば問題は起きない」とのこと。また、このままPCショップに預けると2万以上の預かり修理代がかかると言われてしまいました。。

さて、どうしたものかと色々試していたのですが「BIOSのバージョンを変えたらどうなるか?」と、ふと思ったのです。
Ryzenの場合最新バージョンのBIOSをダウングレードするには、古いバージョンのBIOSで上書きすれば、基本的に問題ありません。
では、どのBIOSのバージョンにするか・・・。
そう、②で確認した表です!
BIOS互換性のあるBIOSバージョンが明記してあるではありませんか!

さっそくそのBIOSバージョンを適用したところ、無事起動しました!!!!

誤解してたのですが、何でもかんでも最新バージョンにすればいいってわけじゃないんですね。。。
かならず対応するBIOSバージョンがわかるなら、そちらに合わせましょう。
(私はこれに気づいて解決するのに20時間以上かかりました💦)


現在は通常通りPCが動作するようになりました!
今後もステキな作品を公開していきますので、ぜひ楽しみにしててくださいね!


ちょっと近未来なドライブデート



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