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アラブの石油王になったらオイル脱却してeスポーツ始めるリヤド、いやリアル。

「レギュラー163円」

近所のガソリンスタンドの電光掲示板がいつものようにギラギラと光っています。それにしても高いですねえ…泣

これでも確かガソリン補助金が6月末まで延長してくれた結果の価格のはずですよね。ありがたやー。たぶんこの調子だとしばらくは補助金延長しそうな気がしますよ。

ここまで高騰しちゃうと、これからは石油王にでもなるしかないなあ…って思っちゃいます。

なにせ、日本の石油の4割はサウジアラビアから輸入しているのですから、黙っていてもザクザクと外貨が入ってきて、きっとたいそうなお金持ちの国なんだと思います。

とは言っても、石油王ってアメリカのロックフェラーとか、ロシアのアブラモヴィッチ(なんか石油王って感じの名前笑)などの、流通や販売をして何兆円もの富を生み出した人たちのことで、現地の人ってほぼいないんですよね。

なにせ、莫大な富になる「油田」を見つけても国のものになってしまうので、そもそも油田王なんて存在しないんですよね…たぶん。

それでもサウジアラビアには昔から数万人の王族がいて国の富を牛耳っているのは事実です。9割がオイルマネーであるサウジの国家予算は約48兆円(2024年)、そのうちの5%の予算が年金をはじめあらゆる形で王族に分配されています。

アラブの王族って一年中欧州でバカンスしているイメージしかありませんが…

もちろん王族にもかなりのランク差があって分配される年金は月額で10万円から4,000万円と非常に大きな差があります。ちなみに生まれた時からずっと支給されるようで、なんとも羨ましいことですねえ…泣。

国民の0.1%に富が集中

約3,000万人いる王族以外の国民は、ごく庶民的な生活をしており貧困層も多く、失業率は実に12%を上回る水準となっています。

そんなサウジアラビアは、税金のないイメージの国ですが近年の財政悪化に対し消費税の大幅引き上げを行い、今や日本を超える15%に。実は台所事情は案外苦しかったりもします。

という流れで2016年にはサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子兼首相によって初めての「サウジビジョン2030」というカッコいい戦略が打ち立てられたんです。その中の目標の一つに、

石油を除いたGDPにおける非石油製品の輸出の割合を16%から50%に上げる

な、なんと大まじめに石油依存脱却を狙っているんです。なんか昔、社会の授業で「石油はあと30年で無くなる」って言われて衝撃を受けた気がするんですが、その後あと40年、50年…ってなっていった気がするけど、今はあと何年?(笑)

で、さらにさらに何とこのムハンマドさんは、大のゲーム好きで、eスポーツ史上最大の賞金規模を謳う「Esports World Cup」を開催しちゃうんです。賞金総額は格ゲー部門だけで100万ドル(約1億5千万円)、全種目で総額数十億円らしいが一体いくらなのかわかんないくらいいっぱい…というちょー太っ腹(日本の最高賞金は100万円です…)。

なんかムハンマドさん応援しちゃうなあ(笑)

7月3日から8週間にわたって熱い戦いが繰り広げられますので、リヤド(現地)かネットで見てください(笑)


今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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