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「上げ底弁当問題」で伝えたかった顧客の思い

そういえば最近、「セブンの弁当は“上げ底”になり、容量が減っている」との指摘について、

セブンの永松社長のインタビューが炎上して株価にも影響してしまったとのことです。コワイコワイ…

「本当にそうなってました? 上げ底になってましたか? 他と比べて本当にセブン-イレブンが上げ底になっているのかって言うのをご覧になりましたか? なってませんでしょう?(笑)」

セブン-イレブン・ジャパンの永松社長インタビュー回答(文春オンライン)より

「電子レンジで温めたりするアレがありますから。多少は(傾斜が)ないとダメなんですよ。じゃあ、スーパーとか他のところ見てご覧なさいよ。どっちが上げ底かと。あれはルールで、何パーセントって決まってるんですよ。だからそんな、アコギなことはできないんですよ」

セブン-イレブン・ジャパンの永松社長インタビュー回答(文春オンライン)より

へぇー、なんと。今の弁当容器の形状には二つの意味があったんだ。

①電子レンジの温め効率追求
②上げ底率のルール

知らなかった。確かにコンビニで電子レンジの温めのスピードは店舗の回転率にも影響し大事な気がする。でも早く温めるんなら表面積を大きくした方がいいので、でこぼこに凹みつけた方が良いに決まっている。食べやすいかどうかは別にして…

そういえば電子レンジって2.45GHzで、ほぼWi-Fiと同じくらいの周波数だったはず。確かこの辺りの周波数が安価に製造できて水分子の共振を起こしやすいらしい。昔は「電子レンジが分子構造を壊し加熱によって発ガン性がある」とかで騒がれていたような気がするけど、水はテラヘルツの基本周波数だから、あと5桁くらい周波数が高くならないと分子構造は壊せないだろうなあ…

ついついマニアックな方向に話が飛んでしまった…

でも、上げ底と温め効率はそれほど関係なさそうだ。

もうひとつの「上げ底率のルール」って何だろう。確かに消費者庁で「食品の価格と内容量の表示に関するガイドライン」を取り決めて、内容量を意図的に表示することは消費者を騙し、不安にさせる恐れがあるとされているけれど…

上げ底率なんて定義があったんだ…謎。

うーん、社長の回答わからないことだらけじゃないか…

昔、「ステルス値上げ」という言葉があったけど、今回の騒動はセブンが値上げを恐れすぎた結果、戦略を誤り顧客の心が離れてしまったのだと思う。弁当だったら手に持って重さも確認出来るので多少見た目のギャップがあっても気にならないような気もするが「お客さんを騙すような手段をとっている」と多くの消費者に受け止められていることを認識できていなかった。

たぶん、これが今回の騒動の本質なのでは…

そして、一番気づいていなかったのが社長さんだったということなんですかね。

現場の声を聞くのは大事ですね。教訓…

なんか最近noteの改行の仕様が変わったんですかね。それともバグなのかな…。行間が広い…。


今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。

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