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解けない呪いを解く方法。

朝起きて、朝食を摂って、支度をする。

そこまでは問題なくできる。余裕がない日以外は、私と母、二人分のお弁当も用意する。

なのに私は、学校に行くのが怖い。

高校生になった今はいじめもなく、悪口も大して多くはない。けれど何故か、クラスにいられなくなってしまった。

いられなくなってしまったというと大袈裟かもしれないが、朝、全員が登校して来た頃には頭痛や気持ち悪さを感じてしまうのだ。今日は1時間も耐えられずに保健室へ逃げてしまった。教室に入ってたった20分程しかいられなかった。

私は成績こそあまり良くはないが、世界史や現代文は好きで、授業を受けたいという気持ちはある。しかし教室にいることが耐えられず、もう3週間ほど早退や欠席を繰り返してしまっている。その前からも、私は昼休みに食欲が湧かないからといって昼食を食べず、部活動前に少量の弁当を食べるなど、予兆の様なことはあった。

そうなると必ず家族や先生に理由を聞かれるのだが、実は私自身その理由がはっきりとわからないのだ。担任と話して行く中で思いついたのは、“今まで言えなかった不安や不満が溜まりに溜まった結果、その感情が些細なことで引き出されてしまうようになったのではないか”ということだった。

過去の話はまたの機会に詳しく書くつもりだが、私は言える範囲のことは担任にも話していた。しかし近頃、その中でも特にトラウマになっていたことを思い出してしまうきっかけになる出来事があったのだ。

そんなことで、と思う人もいるかもしれない。わがままを言うな、と言う人だっているかもしれない。実際、何度か祖母に「そんなんじゃ人生やっていけないよ」と怒られたことも多い。

前々からあった自傷行為が、不安が、少しずつ日常生活を蝕んでいく様な感覚。


母親や先生達には申し訳ない気持ちでいっぱいだし、しっかりとこの状態を改善してお詫びがしたい。そう思う気持ちはあるのに、どうしてか体はいうことを聞いてくれない。

そんな私は今、心療内科への受診を勧められている。母親はあまり良い顔をしてくれないと思うが、うまく自分と向き合っていけることを願って、相談してみようと思う。

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