海賊の謎ーゲーム理論について理解しましょう!

日本語字幕あり、字幕機能を付けて視聴してください。

5人の海賊は長い航海の末に金貨100個が入っている宝箱を探しました。これを分配する方法として「海賊の掟」に従わなければなりません。

アマロ(A)、バート(B)、シャルロット(C)、ダニエル(D)、エリザ(E)の順序に従って、まず船長アマロが金貨の分配の仕方を提案します。それからアマロを含む海賊全員でその案に賛成か反対かを投票します。三歳過半数または賛否同数の場合、金貨は案に従って分配されますが、反対が過半数を超えるとアマロは海賊船の板を歩き海に落とされ、次にバートが船長となります。

船長になったバートは新たな分配案を提案し、残った海賊は再び投票します。バートの案がまた却下されると今後はバートが海賊船の板を歩く運命となりシャルロットが船長になります。この手順は一人の海賊だけ残るまで繰り返されていきます。

当然、海賊たちは生存すると同時にできる限り多くの金貨を手に入れたいと思っています。海賊間にはお互いに誰も信用しておらず、事前にほかの海賊と共謀することはできません。また、金貨をどのぐらいまで手に入れることが重要で、単純な遊戯で船長が板を歩かせることもできます。5人の海賊は長けているとします。

それでは、アマロが生き残るためにはどのような分配案を提起すべきでしょうか?自分で深く考えてうえで、動画の回答を見てください。

この「海賊の謎」には、ゲーム理論の2つの面白い概念が関係しています。
1つ目は「共有知識」という概念で、皆それぞれが他の人の知識を認識しており、それをもとに他人がどう推理して行動するかを予測します。
2つ目は「ナッシュ均衡」で、参加者それぞれが他の人の戦略を知っていて、それをもとに自分の戦略を選択しています。皆が協力するより悪い結果を導いてしまいますが、どの個人も戦略を変えることで利益を増やすことができません。

このTED動画を通じて経済学の概念の一つであるゲーム理論について調べることができます。

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