見出し画像

イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話〈立春 次候「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」〉

2021年2月8日~12日

七十二候 第二候 立春 次候「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」

鶯が山里で囀り始める頃


さて、候も進み、いよいよ春の鳥の代名詞、うぐいすの登場です。

サロンのある場所はとてもたくさんの野鳥がいて、一年中かわいらしい小鳥のさえずりを聴くことができますが、なかでもこの鶯の声は季節の豊かさを感じさせてくれるBGMとして、本当にたのしませてもらっています。

最初の練習からはじまって、とても上手に囀るようになるところまでたっぷり堪能、愉しませてももらいながら、様々なヒントや学びも頂きます。

谷渡りと言われる鳴き方も、警戒の声だとは言われますが、山々や樹々に響くその声はとても見事です。

こちらに来る前は春のみというイメージがありましたが、サロンのある地域では、7月頃まで囀りを聴くことができます。

落ち着いたら是非、味わいにいらして頂けるよう、様々なことを整えていようと思います。


★トップ、こちらとも松ウグィスです


「梅に鶯」

「梅に鶯」とは、取り合わせのよい二つのもの、よく似合って調和する二つのもののたとえ。仲のよい間柄のたとえです。

ですが、実際はウグイスは花の蜜というよりは、昆虫などを捕らえて食べることが多いと言われ、梅にはあまりとまらないのでは?という説も。

もしかしたら情景描写というよりも、ある種の理想を見出してこのことわざは作られたのかも知れません。

美しい感性だなと思いました。

時に人は、目の前の事象に囚われがちですが、自分が理解できるものしか認知できないという報告もあります。

それを踏まえるなら、見えているものよりも可能性は無限にあるというのも、あながち夢物語ではなく、むしろそちらの方が事実ということに。

この「梅に鶯」のことわざのように、日々、自分の理想や体験したいヴィジョンをイメージすることは、新たな人生への一歩と言えるのかも知れませんね。



この時期の養生とおすすめ

『春は名のみの 風の寒さよ』

とあるように、未だ寒さはあるものの、とはいえ日中の日差しに暖かさを感じたり、各所に少しづつ春の芽吹きが見られ、嬉しいこの頃。

冷えに気をつけるのはもちろんですが、立春の次の節氣は『雨水』。

そう、段々と乾燥の季節は終わりを告げ、春の育ての水が増える季節がやってきます。

こうして芽吹きの時を迎えるのですが、嬉しさや楽しさがある半面、注意も必要です。なぜなら、そういうときは、自覚なく溜まっていた疲労や悪癖などからくる『邪』も芽吹きやすいから。




お庭のお世話と同様に、芽吹く前から点検し、自分が咲かせたくないものが出てきたときは、

●小さな表れのうちに

●素早く気付いて

●対処する

と良いでしょう。

それにはまず、お庭の例えでいうのなら、どんなお庭にしたいのかイメージし、しっかりとプランニングすること。

これは言葉で書くとちょっと固いですが、とっても楽しい作業です。

過去の体験に囚われてしまって新しい理想が描きにくいなというときは、ヴィションマッピング(ドリームマップ)もおすすめです。

サロンでは毎年、暦の年始や4月頃企画していますが、個人でのお申込みももちろん大歓迎!

わたしも毎年作りますが、本当に楽しくて、そして実現を体験しているのでますます胸躍ります。

『出てきたイヤなものをつむ』と言うと、なんだか緊張したりつまらなく感じたりするかもしれませんが、自分が体験したいヴィジョンに集中すると、自然と違うものが出てきたときに最適な対処ができるようになるものです。

同じ行為でも、どんな態度で臨んでいるかで結果は大きく変わってくるもの。

リラックスして新しい季節、新しい時代にのぞんでいきたいものですね。


★新しい季節、暦新年の幕開け【立春 初候「東風解凍(こちこおりをとく)」】はこちらから

サロンの新たな取り組みについても少しだけ触れています✿


20210209

未来創造サロン代表 MASHIRO


★未来創造サロンAHSHのホームページはこちらから

個別のご相談や、満月新月のお野菜便のご依頼もホームページのお問合せ欄からどうぞ



#立春 次候「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」

この記事が参加している募集

#最近の学び

181,351件

『透明な栄養』をテーマに有形無形の造形活動をしています。ホリスティック~全体観~という捉え方を活動の基盤にしています。この捉え方は、いのちの息苦しさが紐解かれたり、改善される可能性をかんじます。noteでは日々の思考研究も兼ねて、この考えをもとに書いたものをシェアしています。