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二十四節気七十二候・あーしゅ暦のおはなし2020年

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一年を通して様々な季節が味わえる日本。古来より大切にされてきた暦に触れていくことで、その豊かさをより深く感じられます。知ることは伝統や智慧、ひいては叡智とつながる第一歩。暦を辿っ… もっと読む
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2021年1月の記事一覧

イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話〈「欸冬華(ふきのはなさく)」〉

イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話〈「欸冬華(ふきのはなさく)」〉

2021年1月20日~2月3日二十四節季 第24番 大雪暦の上で、寒さのピークとされている頃です

2021年1月20日~24日七十二候第70候 大雪 初候 「欸冬華(ふきのはなさく)」フキは多年草で雌雄異株。根茎は短く、茎は地上には伸びず、地中で地下茎となり横に長く這って伸びて増殖します。

地下茎が地表に剥き出しになると光合成のため緑色に変色するため、このため、ワサビと間違われやすいのですが、

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イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話〈「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」〉

イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話〈「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」〉

2021年1月25日~29日七十二候 第七十一候 大寒 次候 「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」
沢に氷が厚く張りつめる、という意です。

大寒も次候にすすみ、いよいよ寒さが厳しくなります。

沢を流れる水さえも凍り、沢に堅い氷が厚くはるという解釈で、それほどの寒い時期であることを表しているといいことですね。

実際、首都圏でも積雪の注意なども配信されました。

かといえば、静岡県平野部では4月

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イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話〈雉始雊(きじはじめてなく)〉

イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話〈雉始雊(きじはじめてなく)〉

2021年1月15日~19日まで七十二候 第69候 小寒 末候『雉始雊(きじはじめてなく)〉』雄の雉が鳴き始める頃、の意。

雉は、雄が派手な柄で、雌はからだも小さく巣を作る場所と同化する枯草と土の色です。

雄が鳴くときというのは、つまりは繁殖期だそうですが、繁殖期は4月~7月とも言われていますので、少しこの候が早いのかもしれません。

雄が鋭い鳴き声や大きな羽音で雌の気を引き、縄張りに入っ

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イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話〈水泉動(しみずあたたかをふくむ)〉

イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話〈水泉動(しみずあたたかをふくむ)〉

2021年1月10日~15日七十二候 第68候 小寒 初候『水泉動(しみずあたたかをふくむ)〉』この水泉(しみず)とは、湧き出る泉のことを指しています。
暦の上では地中で凍っていた泉の水が溶け、動き始める頃とされています。

実感としては、ここのところ厳しい寒気にさらされている日本列島、今まさに凍てついている感じがします。

温暖と言われるサロンがある地域もぐっと冷え込み、何十年もお住まいにな

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イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈小寒 初候『芹乃栄(せりすなわちさかう)』〉

イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話 〈小寒 初候『芹乃栄(せりすなわちさかう)』〉

2021年1月5日~19日 二十四節氣 小寒 小寒は「寒の入り」といい、この日から節分までを「寒の内」と言います。

小寒の15日間の後はついに大寒、暦の上では最も寒さ厳しいときとなります。

いよいよ寒くなったなあ!と思っても、このあとが本番。

そして、大寒が終われば一年がコンプリート!立春を迎えて新しい年となるのです。

気分もうららかに新しい季節をお迎えできるよう、しっかり養生✨

心身と

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