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イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅、暦のお話〈雉始雊(きじはじめてなく)〉

2021年1月15日~19日まで

七十二候 第69候 小寒 末候『雉始雊(きじはじめてなく)〉』

雄の雉が鳴き始める頃、の意。

雉は、雄が派手な柄で、雌はからだも小さく巣を作る場所と同化する枯草と土の色です。

雄が鳴くときというのは、つまりは繁殖期だそうですが、繁殖期は4月~7月とも言われていますので、少しこの候が早いのかもしれません。

雄が鋭い鳴き声や大きな羽音で雌の気を引き、縄張りに入ってくるようにパフォーマンスするようです。

『雉も鳴かずば撃たれまい』

と言われますが、鳴かないと雌に選んでもらえないという説がありました。

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雉って実は…

国鳥にもなっている雉ですが、実はパートナーを定めることはないという説が近年の研究では主流のようです。

子育てが丁寧というので選ばれたとか。でも実際は雌のみで子育てするのだそうです。

そして、

雄も雌も、チャンスがあればどんどん交わってしまうのだそう。

一説には、雉は野の開けたところに巣をかけるので、捕食者にみつかりやすく、子孫を残すためにより多くの機会を優先する習性となったのではないかと言われています。

最近では、人間社会でも様々なパートナーシップや関係性が模索されています。ながらく採用されてきた一夫一婦制、つまり男女で組みを作り、終生共に居ることがよしとされる価値観も絶対というわけではないという考えが広がってきているのではないでしょうか。

国によって、地域によっても違うと思いますが、これまでの制度で様々な方が感じてきた苦しみを手放し、よりしあわせな体験を見出すように動きだしているようにも感じます。居心地の良さ、楽しさ、人生の優先事項はひとそれぞれ。十人十色のしあわせを認め合えれば、そして、それが当たり前として認められてきたなら、どんな社会になるのか?とても興味深く思います。


雉鳴く季節…だけど


サロンがある地域は自然が豊かなので、雉もいると聞いていましたが、近年は近隣のどなたに伺っても見ていないとのこと。

イノシシやシカの増加と、雉を見なくなった時期が重なるようで、繁茂しつつある種の勢いが落ち着かないとなかなか姿や声を聴く機会は訪れないかもしれません。

注意深く、気長に待ってみようと思います。

(実は以前、写真のメスのほうにそっくりなものをみかけました。でも60センチもなかったし、森の上のほうまで羽ばたいたので違う種なのかなと思いますが、なんともかわいらしく良い体験となりました。)

野兎や狸も、昨年は見かけなくなったそうで、聞くのはイノシシ被害のお話ばかり。

イノシシも一生懸命生きているからかわいそうなのだけど…

そう言う地域の方が多く、なんと優しい気持ちで満ちている場所なのかと驚きました。

このまま違うバランスになってしまうのか、また以前のように小さな動物たちの姿が見られるのか…、じっくりと観察してみようと思います。


この候で体験する気候

と、不思議な言い回しですが、意外と過ぎ去ってしまうと忘れてしまうものなので、どんな気候を体験していたのか、書き記すことで時期的な養生のヒントを得ていきたいと思います。

先週から厳しい寒波で大雪や悪天にみまわれた地域も多かったのですが、太平洋側は寒くとも日差しがあるなど、地域によって大きく差がでているようです。

かたや大雪、晴れている地域は乾燥が厳しく、火事のニュースが続いているのでいずれにしろ気をつけたいところです。

この後も地域によって大きく違うのは変わらず、寒冷前線の通過などの影響もあり、今日は比較的暖かいところもあったようです。

サロンがある地域も温かな日差しがあり、風が止んでいれば4月の始めのような雰囲気がありました。寒がりの私もコートなし!日が落ちてもそれほど冷え込まず、せめて冬もこのくらいなら良いのになどと思ってしまいました。

前線通過に伴って、各地で天気は不安定となるようで、予報をみても、どんな天候になるのか読みにくいかんじでした。

この候のお天気

いずれにしてもしっかりと用心し、常に万全でいられるように注意したいものです。


乾燥ケアにオーダーメイドオイルで快適に

乾燥ケアといえばやはりオイル。

アロマセラピストとして活動を始めたきっかけも、自分が乾燥肌だったからという事情が大きいのです。

肌が頑健ではないようで、小さな頃から皮膚粘膜ともにすぐに荒れてしまい、市販のクリームにもかぶれてしまうので手立てがみえず、母にとても心配をかけました。

そのまま手立てなく、ごまかしながら過ごしましたが、自然派商品が今のように豊富ではなかったので、ドラッグストア系の商品の中から様々なものを試してはやはり同じ結果となりがっかりしていました。

ついには手に取れる商品でこれはというものがなくなってしまい、途方にくれながら探していたところ、アロマケアをなさっているセラピストさんと出会うことができ、いっきに道が開けたのでした。

ネット環境も今よりもずっと不便で、それも一因ではありますが、『気が付く』こと、『知識を得ること』の大切さを実感した一件でもあります。

知識も取りに行くには勇気や努力が必要なこともありますが、思い切ったらそのぶんちゃんと授けられるものがあるものだなと感じます。


今では、冬場は特に、セサミオイルを使うのが好きで、キュアリングして使っています。キュアリングとは一度高温まで上げてから冷ますことで、様々な勧めがありますが、日本製か海外製かでも対処は異なると感じますので、一概に言えるものではないなと思います。

同じ原料のオイルでも製法や産地や、どんな想いで作られているかで体感が変わるので、とても興味深く感じます。

ボディトリートメントを教えて頂いていたアーユルヴェーダセラピストさんから、『手に入らないときは食用の太白ごま油だっていいから、とにかく続けてみることだよ。やってみることが大事。』と教えて頂きました。

とても励まされた言葉で、知っていれば小さい頃だって母を心配させなくて済んだかもしれないし、人生のあのときやこの時の不調も免れたかもしれないなあ、と思いました。

こうしてWEB上に記事を残しておくことによって、必要としているどなたかにお渡しできれば幸いです。

これまでは、セルフケア用はエッセンシャルオイルを混ぜないことが多かったのですが、長引くコロナ禍で感じるストレスも変わったのか?初めてやってみたエッセンシャルオイルとセサミオイルのブレンドが最近とっても快適で、一日のしめくくりにとても豊かな時間を授かります。

同じ種類の原料でも、会社が違えば全く違うことはよくありますし、詳細に言えば同じ会社製でもロットによっても違って当然と思っています。

ですのでブレンドの配分を書くことは控えますが、コース内でお作りできますのでお声がけ下さいね。

ベースオイルやエッセンシャルオイルの向き不向きは本当にひとそれぞれ。

わたしで大丈夫だったものが、かぶれ知らずの方に合わなかったということも十分考えられます。

使用が心配なときはまテストして、あせらず導入することも快適さのコツと言えます。

今回のブレンドについては、お話会などで触れられると良いなと思います。

オンラインで絵画の展示をしつつお話をする会を企画中です。


冬場のお風呂&オイルトリートメントは極楽の極みですが、ヒートショックには要注意。七割増加中という驚愕の記事があったのでリンクしてみました。

冬場のお風呂での注意!ヒートショック

https://tenki.jp/suppl/kana/2017/01/14/19181.html


20210116

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『透明な栄養』をテーマに有形無形の造形活動をしています。ホリスティック~全体観~という捉え方を活動の基盤にしています。この捉え方は、いのちの息苦しさが紐解かれたり、改善される可能性をかんじます。noteでは日々の思考研究も兼ねて、この考えをもとに書いたものをシェアしています。