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ペアリングという考え方

これはあくまでも一個人としての考え方です。

昨今ではもうマリアージュという単語が
使われなくなりつつも料理とお酒の相性について
ソムリエ勢は研究を重ねています。

尊敬するソムリエから

マリアージュ=結婚

最高の相性を示す言葉であり
最上級の相性に相応しい単語です。

蒸気機関などの大型の移動手段が無い時代
結婚とは、基本的にその居住地での男女という選択肢しか
なかったのです。
だからその土地の食材、料理そしてその地のワイン
これが最上級の相性であるからこそマリアージュ。

確かにその理論は納得が行く。

グローバリゼーションにより物や人の移動が容易になり
インターネットの普及により情報収集が可能になり
そこには、距離という壁を越えて、様々な文化
人、食材、料理などに触れられる時代に変化し
クラシックとモダン、インフュージョンという
新たな料理ジャンルの登場により
フランス料理=フランスワイン
イタリア料理=イタリアワイン
という考えがステレオタイプとなりつつあります。

ワイン自体もフランスで修行した生産者が
アジアや中東、オセアニア、北南米、ヨーロッパ各地
に戻り自分のワインを造ることが多くなり
フランスの伝統技術をアレンジして自己表現する
だからブラインドテイスティングしてもフランスと想わせる
そんな世界各国のハイクオリティワインが生まれています。

その料理に相性の良いお酒を組み合わせる

ペアリング

このワードを使うことで、そこには
ワインだけでなく、日本酒やシードル、ウイスキー
ブランデー、カクテル

様々な相性の可能性を多角的な視点から考えることが
出来るようになりました。

魚料理にも赤ワインを合わせる
タブーとされるペアリングでも理論と調理法
素材によっては可能になる

それは新しい文化と文化の融合によって生まれた
新しい可能性です。

今では結婚はLGBTのように男性同士や女性同士など
新しい文化が受け入れられるそんな時代です。
最高の相性とは性別すら超える
それを一言でNGと答えるのはステレオタイプ
その2人が出会った背景、過ごしてきた時間
共通の好みなど様々な要素が合わされば
最高の相性と言えるのではないかなと思います。


そんな時代背景もありつつ

自分は基本的にワインしかペアリングにつかいませんが
その料理に合わせるワインは全世界にある
最終的にゲスト様がその料理とワインを口にして

幸福

を感じられるかが重要なのだと考えてます。

赤ワインが苦手ならロゼを提案する
白ワインが苦手ならロゼと赤で構成を組む
フランスワインしか普段飲まないのなら
新しい産地を提案してワインの情報の幅を広げる

料理、ワイン、そしてゲスト様が
楽しめるそんなペアリングを提案したいですね。

世界各国には多種多様な何千、何百万という
ワインが造られているのですから。

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