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薄味さっぱり、できればポン酢。

第8回、フランボワーズです。

最近は低気圧からの攻撃に耐えきれなくて、一日中頭痛と闘う毎日です。
時間の概念に縛られることなく過ごしているのですが、唯一やらなければいけないことが家族の夕飯作りです。
(18:30に作り始めて19:00には食べ始める)
オンリー、そのタスクだけが時間というものを認識させてくれる。
そして、メキメキ上がる料理のスキル。

今回はそんな料理スキルの名前のお題です。
私的にこのお題はめっちゃグッとキタ。


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みなさん、呼び塩ってご存知ですか。
塩からい食品の塩分を抜くために、薄い塩水にひたす手法

初めて聞いた時、「更に塩っぱくなっちゃうじゃん!!!!」っておばあちゃんに言ったら呆れ顔でサイエンスブック(あらゆる実験の概要が載ってる本)を渡されて「聞いて得られる答えはすぐ忘れるよ」と言われました。回答もしょっぱかった。

結局は浸透圧の関係と塩化マグネシウムの性質だったんですけどね〜〜〜
ここでは端折ります。気になる人は調べてください。

今回の『呼び塩と人生』の何がグッときたかって
ある種のメタファー要素が感じられたからです。

『人生をうまく渡るには呼び塩をも使いこなせなければならない』

人間関係を具材に思ってるあたり、めちゃめちゃいい。
確かにみんな具材だわ。
相性が良くてとても美味しいものができるかと思えば、調理法間違えてまずいものができたり。
相性が良かったり、悪かったりを繰り返していくのが人生なのだけど。
でも、時折どうしてもこの人とは分かりあわなくちゃいけなかったり、折り合いをつけなくちゃいけない時が出てきて。
私はその瞬間がとても苦手です。
衝突するであろうと、目に見えてわかるからです。
まず何故そういった人と対峙してしまうのか考えた時に、コアな部分は似ているけれど結果までのアクセスの方法が違くて相違が生まれる、もしくは完全に違う『人間』。理解したくてもそこに及ぶことすらできない人間。

まず第一に衝突が大嫌いなので、なんとか回避を目指します。
この人はどんな軸で生きていて、どんな考え方をしていて、どんな言葉に過敏に反応するのか、など。その上で回避できないことを察した際はそれらをぶつけまくります。向こうが逆上するように。
ちょっと前まで働いていたところで、完全に『人間』が違う先輩がいてもうそれはそれは凡ゆる「それはちげえだろ」で埋め尽くされていましたが、なんとか保ててた。最初は。
でも、その回避法は全くもって功を成さなくて
何より『人間』が違うので理解が及ばず、怒られることにもう辟易してしまったのでめちゃめちゃ逆上させた。ずっとおうむ返しで返答し続けひたすら泣き喚いた(泣き喚くタイプの人間が嫌いな人だった)
もう辞めたんで、こんなこと書いちゃうけど(笑)

これの何がいいって、相手のしたいことが視えてくる。
相手の言ってることや考えの軸を自分の中に取り込むと、なんとなくその人のコアが掴めてくる気がする。
相手と自分の間の濃度(考え方、感じ方)を近づけさせると互いの中間点が見えてくる。

『人生における呼び塩』

って勝手に呼ぶことにする。
でも、これ相手に飲まれちゃうことがあるのでやりたくないです。性格や考え方がしばらく抜けなくなる。怖いね。
極力、ぶつかりそうになった時は回避したいですね。

というより、呼び塩を使うほどこの先も存続させていきたい関係性って相当じゃないですか?
(大抵は仕方なしに使うものなので、最終的には関係性ごとぶった切ります)
でも、パートナーになり得る人には使わなければいけない日がくるのかもしれないね。それも美味しい何かを作るため、ですもんね。


ここまで書いたけど、私は人間関係は薄味さっぱりできればポン酢くらいがちょうどいいと思ってるよ〜〜〜〜〜〜〜〜

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