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娘の美学、息子の甘活、母の動揺

4月がようやく?あっという間に?終わった。

今朝、いつもギリギリに起きる娘が早起きしたので喜んでいたら、尿検査の声がけをするのを忘れていたことに気付いた。そして結局準備ができなかった。
そのことに半ばパニックになった娘は、絶対に学校には行かない!と泣いて訴えて、説得を試みるも頑として聞かず、休むことにした。
途方に暮れた私はとりあえず息子を保育園に送ってから(昨日までは息子が保育園行かなーい、と行き渋っていた…きっと姉の様子を見て、私に気を遣ったのかもしれない)、娘を私の用事に同行させた。

まずは弓の毛替え。
個人でされている楽器店の店主は娘に自然に接してくれて、なぜか私が慰められた気分になった。
木のおもちゃが沢山あって、すっかり寛いで遊んでいた。

その後、お弁当を調達してランチ会へ。
本当は友人達と “情報交換”という名のおしゃべりを存分にしたかった、というのも本音だけど、娘が外で水遊びしたい!というのに付き合って「あぁ楽しかったなぁ!」と呟いていたので良かった(と自分を納得させた)。
娘を連れて行くことになった時に快く受け入れてくれて、歓迎してくれた友人達にも励まされた。感謝。


学校に行かない!と言われる度に、私の心は動揺してグラグラする。でも、娘は彼女なりの美学を貫いているのかもしれない、と思うようになった。(おしっこを忘れるなんて耐え難い!とか、今一番心ときめくものに人生を捧げる、とか)


一方、4月から新しい環境になった息子もがんばっている。園児3人のまるで親戚の家のようだった保育室から、100名以上在籍する公立保育園に入り、新たな人間関係を構築すべく毎日荒波に揉まれている。

そんな中、心の拠り所になっているのが5歳児クラスのしのちゃん。娘の小学校PTA役員引継ぎ会に参加した時に、子連れで参加していたのが私としのちゃんママだけだった。その時に遊んでもらって以来、あー坊はしのちゃんラブ。あーくん保育園に行かなーい!と彼が言う時、「しのちゃんに会いに行こう?」と誘うとちょっと照れて「うん」と頷く。

一昨日は行き渋りがひどく、保育園に着いてからも逃げ回ってお家に帰りたい!と叫んでいた。なんとか先生に託して、帰り際に園庭を見ると、しのちゃんに手を繋いでもらって遊んでいた。しのちゃん、ありがと。

娘と私は、そんな息子の様子を「甘えん坊活動」略して甘活と言ったり、「甘えんぼ部」のボブ活、と言ったりしている。ちなみに、娘のクラスにいるケントはとても甘えん坊で、息子の保育園の卒園児。と言うわけで、ケントは「ぼ部」の大先輩である(笑)。

息子の最近の口癖は「ママがいなくてさみしいよぅ」。
ママ、のところには⚪︎⚪︎先生、⚪︎⚪︎ちゃん、のパターンもあり。

娘も息子も心が行ったり来たり。
私も行ったり来たり。

結局、詰まるところ、私は彼らの笑顔が見たいのだ。

最近読んだアレクサンダー・テクニークの本に、「freedom to choose」「non doing」という言葉があった。7つの習慣でいうところの影響の輪と関心の輪、とか…もっと学びを深めたい。

ゴールデンウィーク、子ども達がゆっくり充電できますように。(私は演奏会のことで頭がいっぱいだけど)


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