30首を連ねて#1

新生活でバッタバタしていました。
ちょっと心に余裕が出来てきたので始めたものがあります。

3月に開設したTwitterにて短歌を30首詠む企画に挑戦しました。

#30dayversechallenge

5月の頭から始めてほぼひと月。2、3日間が空いたりと少し不定期にはなりましたが、1つはお気に入りの名歌、残り29首は過去作を含め、オリジナルを詠むことができ、無事、30首を連ねることが出来ました。

今回はひとまず、30首を連ね、また別の記事にて、取り上げたい歌を選んで話せたらと思います。まずは全体像を、どうぞご覧になって下さい。

30dayversechallenge

DAY1 色の入った歌
海の色はエメラルドにコバルトに名前も知らないあおいろたちに

DAY2 数字の入った歌
青空をキャンバスに五本の白線をネットの窓から眺めてゐる僕

DAY3 夏を思い出させる歌
じいじいと、蝉の声で起きる朝背中に一筋汗の流るる

DAY4 忘れたい人を思い出させる歌
花火見たあの日を覚えておりますか同じ場所から見上げたあの日を

DAY5 大声で叫びたくなる歌
お願いです。期待させないで下さいよ。他の人にも言ってんじゃねえ、ばか。

DAY6 踊りたくなる歌
突然の揺れるスマホに踊り立つ君から始まる新着メッセージ

DAY7 ドライブの歌
本日はどちらがDJしましょうか？君か私かじゃんけんで決まり

DAY8 ドラッグかお酒の歌
今度こそ聞くぞ｢好きな人はいる？｣お酒の神様力を貸して

DAY9 幸せな気分になる歌
僕は今言ってしまった目の前で｢君のことが好きなんです｣と。

DAY10 悲しい気分になる歌
私今聞いてしまった扉前｢君のことが好きなんです｣と。

DAY11 決して飽きない歌
“いとをかし”これを共有出来たなら君との縁（えにし）一生飽きない

DAY12 プレティーン（9歳〜12歳）の歌
影を踏み影を追いかけ歩く道明日から通らぬこの通学路

DAY13 70年代の歌
シュプレヒコールの中で育った私の目には何が映るか

DAY14 結婚式で読みたい歌
人を愛し、許すことを知ったのは父母がそうであったからです。

DAY15 本歌取りの歌
梅雨過ぎて夏来たるらし若芽吹く葉の隙間から降る陽の光

DAY16 お気に入りの名歌
巡り逢ひて見しやそれともわかぬまに雲隠れにし夜半の月かな《紫式部・小倉百人一首》

DAY17 二人の会話で成り立つ歌
君待つと｢ごめん待った？｣と焦り顔テンプレ返し｢今来たところ｣

DAY18 生まれ年の歌
“失われた10年”の間に誕生して世の中大体寒色でした

DAY19 人生について考えさせられる歌
俯いて悩んで歩いて立ち止まりさて私はどこを向くのが正しい？

DAY20 自分にとってたくさんの意味がある歌
計画も突発旅も目的は自分の心のメンテナンスです

DAY21 人名の入った歌
泣いたってこぼれ無いように上向いて歩けばいいと坂本九が言ふ
（とある楽曲より）

DAY22 前向きになれる歌
日没前地面を見つめる君に問う今日の空は何色ですか？

DAY23 全人類が読むべき歌
国言葉宗教を超えて繋がれる我ら人間そんなに違わない
（とある楽曲より）

DAY24 解散して欲しくなかったグループの歌
今も尚現場に行けてたらと思うのです。狐のしっぽの衝撃から3年

DAY25 亡くなった人の歌
あなたとは生きられなかったこの日々はあなたに誇れる私でしたか

DAY26 恋をしたくなる歌
君だけを想って終わる人生にしたくないから明日から動く

DAY27 胸が張り裂ける気分になる歌
一つまた自分の心に釘を打つその言葉は私《だけ》じゃないのよ

DAY28 声が好きな人の歌
結局はあなたの元に戻っちゃう。青春を駆けたアートロックに

DAY29 子どものころの歌
週7で習い事してた子ども時代おかげで表現ツール、たくさんあります

DAY30 自分自身を表す歌
結局は生きた証を残したくその手段が私は表現ってだけ