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発達障害者のいいところを書いてみる

こんにちわ。アヒルです。今日は珍しくポジティブな記事を書いてみようということで、独断と偏見で発達障害者のいいところを書いてみようと思います。発達障害者の人生はいやなことが多いし、その性質上、嫌な思い出を牛みたいに反芻し続けるはめになることが多いのですが、それは発達障害者の人生が糞であることを意味してはいません。発達障害者でも幸せになれるし、発達障害者にはまれにみる良いところがたくさんあります。なので今日はそれについて少し書いてみようかなと思います。

特性①:発達障害者は優しい人が多く、優しい人に囲まれることも多い。

これは人によるのかもしれませんが、発達障害者には往々にして優しい人が多い気がします。発達障害者の人生がつらさと苦痛に彩られているからかもしれませんが、人の苦痛に敏感で、困っている誰かを見ると助けようとする人が多い気がします。自分が様々なことで苦しい目にあっているせいか、同じ苦しい目にあっている人を見ると放っておけずに助けようとする人が多い感じがあります。自分がそうかは断言できませんが、多分、人より多少は優しい性格をしている(自分で言うか?)し、それは何よりもまず、自分がこれまでの人生で散々苦しんできたからこそだと思います。苦痛が人を成長させるなら、発達障害者は人にやさしくなるよう発達し続けてきた人たちです。

また類は友を呼ぶからなのか、発達障害者の周りには往々にして優しい人が集まることも少なくありません。発達障害者はともすると周囲からの悪意に取り囲まれがちで病みやすいですが、時にどこまでも自分のことを、損得勘定抜きに助けてくれる人々にも恵まれやすい人たちです。

特性②:発達障害者は根気強く、マラソン型の頑張りに向いている人が多い。

発達障害者の人々は集中力が続かないケースが多く、短期間で一気に頑張るのは苦手な人が多いです。ただしその分、長期的な頑張りには向いていて、転んでも転んでも走り(歩き)続ける人が多いです。健常者があっさりとあきらめてしまうところを、発達障害者は歩みは遅いですが、ゆっくりとでも頑張りを継続して止まりません。発達障害者の宿命として、常に何か(人間関係、生活上の雑事 etc...)を頑張り続けねばならず、常に疲れているということがありますが、裏を返せば、それはずーっと真面目に生きることに向き合い、戦っていることの証でもあります。マラソン型の頑張りであれば、発達障害者は、健常者に負けずのスペックを発揮することができます。

特性③:パターン化した物事については、健常者よりも優れていることが多い。

発達障害者は、基本的に応用的な事柄が苦手で、初めて対処する事態には不器用なことが多いですが、パターン化した事柄には非常に強く、健常者でも対応が難しいほどのスピードで対応することができます。彼らの能力は、パターン化ができるにつれて研ぎ澄まされていくため、特性②と相まって、続ければ続けていくほど、一回目より、二回目。二回目より、三回目。と成長していくことができます。サイヤ人のごとくに、転んでも立ち上がり続けることさえできれば、発達障害者はパターン化を通して一歩一歩自分のスペックを上げていくことができます。言い換えれば、発達できます。

特性④:発達障害者は勉強ができ、ロジカルな思考を持っていることが多い。

発達障害者は、基本的に、いわゆる空気を読むことが苦手です。その代わりといっては何ですが、思考は非常にロジカルで、勉強が得意な方が多かったりします。空気を読むことは時としてロジカルでない脳のギミックを動かすことを要求しますが、発達障害者はそれができない分、非常にロジカルかつ客観的に物事を分析することができます。そのロジカルさを上手に使いつつ、社会とうまく折り合う方法を見つけていけば、ちょっと変わっているけど頭の良い人としてうまく生きてくことも十分可能だと考えています。

特性⑤:発達障害者は、発達障害という特殊なコミュニティを利用できる。

最後の特性⑤は、発達障害者は、発達障害というカテゴリに分類される人々のコミュニティを利用できるところです。昨年借金玉氏と言われる方の発達障害ライフハック本が話題になりましたが、発達障害者には非常に多様な症状に苦しむ多種多様な人々が居て、彼らの多くは、後からくる発達障害者向けに何らかのライフハックを残していることが多いです。

また発達障害者専用の就職支援サイトなどもあり、発達障害者はよかれあしかれこのような先人からの助けを利用することができます。発達障害は非常に多種多様な障害のごった煮で、多くの人が苦しんでいます。だからこそ、その救済手段もまだまだ手探りではありますが、少しづつ充実し始めています。ひとまずライフハック本の一つでも読んでみて、自分が一人で苦しんでいるわけではないことを理解するだけでもプラスになると思います。

終わりに~発達する発達障害者~

上記で挙げたのがなんとなーく発達障害者に共通することが多い優れている点です。自分たちの能力に絶望することなく、優れているところもあるのだと思いながら明日も頑張っていければいいですね。適度にやりましょう。アヒルでした。




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