【詩】奴隷

いつの時代も姿形を変へながら
人は人の上に人を造り
人は人の下に人を造る
誰もが非人道的と反対しつゝも
誰もがどこかで受け入れてゐる
上下がなければ廻らない社会を
それでも 間違つてゐると思ひ続けることが
わたしにできる唯一の抵抗です