【詩】食育

ここまで 育ててくれた
最も近しい人への恩を
当たり前のやうに思ひ
それが 当たり前では
なかつたと知つたとき
一宿一飯の恩義に勝る
手料理に込められた愛情が
わたしの血となり 肉となり
今のわたしがあると知る