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映像制作を始めて依頼する時に、ぜひ覚えてもらいたい前提

名古屋を拠点にフリーランスのビデオグラファーとして活動をしている、中越です

普段は、企業のブランディング・プロモーション・採用といった映像コンテンツの制作を行なっています。

(過去制作動画はこちらから)

https://vimeo.com/koki887787

そんな中で、大変有難いことに企業として初めての映像制作を私にご依頼いただけるケースが多々あります。

そのクライアントと打ち合わせをしていると、映像制作について持たれているイメージの誤解を感じることが多いです。

もちろん相手は初めて映像を発注しているので、制作フローや業界のことを知らないで当たり前なのですが、それでも「最低限このことを知っていればもっと良い作品を一緒に作れるのにな」と思っています。

今回は、そんな映像制作を始めて依頼する時に、ぜひ覚えてもらいたい前提となるものを3つほどご紹介させてください。

1.依頼のタイミング

まずはクリエイター/制作会社に発注するタイミングです。これは制作する者が個人なのか法人なのか、またその時のスケジュールの混み具合によって変化すると思いますが、私の場合には希望納期から最低でも1ヶ月前にはご依頼していただきたいと思っています。

もちろん制作内容や、クライアントの都合・要望によって1~2週間前に依頼を受けるケースもありますが、先述した1ヶ月前というのは、

ヒアリング⇨企画構成⇨ロケハン⇨撮影⇨編集⇨修正⇨納品といった制作フローを経てクオリティを担保した制作には欠かせない時間なんです。

この他に、モデルをキャスティングする場合・ナレーションを挿入する場合・ドローンの申請をする場合など、制作内容によってはさらに時間を要する場合もあります。

なので、妥協しない映像を制作するにはそれなりの時間を要するというということを知っておくだけでも、スムーズに進行できるのではないでしょうか。

2.目的を一つに絞る

過去に以下の記事でも書きましたが、1つの映像に何個も伝えたいメッセージを詰め込まない方が良いです。

「お金かかってるし、せっかくならアレもコレも」の精神が働く気持ちはとても分かるのですが、二兎を追う者は一兎をも得ずで、実にもったいないことです。

特に短い動画に2個も3個も異なるメッセージを伝えられると、「結局何が言いたいんだっけ?」と観る人は思ってしまいます。

なので、動画の用途をしっかり区別し、目的毎に制作することをオススメします。

3.個人 / 法人、誰に頼むか?

費用・クオリティ・安心感、それぞれ発注先を選定する理由はあるかと思いますが、ここではクオリティの面に関して述べたいと思います。

映像業界以外の方とお話しすると、やはり個人のクリエイターより法人に頼んだ方がクオリティが高いと思っている方が非常に多い印象を受けます。

実際に私が知る限りでも、制作会社の方が個人には出せないクオリティを発揮できるケースが多いと思います。

しかし、全ての制作会社のつくる映像がフリーランスのクリエイターよりクオリティが高いかと言われば間違いなく違うと思います。

それは、いろんな制作会社を見てきたし、同時に個人で活動するクリエイターも見てきた結果の感想です。

社会には「フリーランスは信用に欠ける」という考えを持たれた方が一定層います。

でも「信用がフリーランスよりあるから」という理由で、そのフリーランスよりクオリティが劣り、なおかつ制作費用に何倍もの差があるのに法人が選ばれるという現実があると思います。

そこはビジネスの話なので少し論点がずれたかと思いますが、「費用は高いけど安心だしクオリティが高いから」という思い込みで選択肢を狭めて欲しくないなと思っています。

自分たちのブランドの世界観を表現してくれそうという価値観の類似、またはビジュアルによって価値観を引き上げてくれる、そんな人と共創することで「つくってよかった」と思える作品に出会えるのではないでしょうか。

最後まで読んでいただき有り難うございました。

制作のご依頼などは下記コンタクトフォームよりお願いします。

webサイト


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