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茶湯からの、便り 三
お稽古を終えて外に出ると
冷たい雨が降っていた
目の前の公園の木の葉に目が止まる
綺麗…
思わず声が漏れる
薄い緑と淡いピンクの葉が雨に濡れている
その隣にふとめをやると
対照的にしっかりとした強い緑の葉にピンクの椿
しばしそこで止まる
そのまま帰り道をあるいていると
足元に大きな赤い紅葉
うちの近所の紅葉はまだ色づき始めたばかり
真っ赤に色づく葉にすこしの驚きとともにうえをみあげると、視界が真っ赤に染まった
来週にはこの葉も落ちてしまってるのだろうかと偶然で束の間の出会いを愛おしみながら止まっていた足をうごかす
季節は刻一刻と動いていることに
静けさと集中の1時間を過ごした部屋からでて気づく
時の流れは早くも遅くも
自分で変えられるのかもしれない
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