茶湯からの、便り　八

今日はお稽古に行く前に
いい加減、そろそろお手前を間違えたくなくて
動画を見ながら手順の予習をした

あれの次はこれ
それをしてーそれでーあれか
よし
頭に入ったぞ

頭いっぱいのまますぐに稽古に入ったら
頭動いて心動かずになってしまった感じがする
いままでで一番すーっと流れよくできたけれど
あれ。なんかちがうな。という感じ

頭をすっからかんにして
身体に任せるから
心を動かす余白ができるのかと気づく

頭を動かすモードに入っていると
お茶菓子やお軸の説明をうけても
それが頭で止まり
そこから想像したり心動かすまでにいたらない

あわ蒸し羊羹、美味しいな
以上。になってしまう
不思議だ



百福
と書いてある
ふふふと微笑むおかめのお茶碗でお茶をいただく

もう今日でそのお茶碗もしまうかなぁ
と先生にいわれ
元気でね
と心の中でおかめに声をかける

今日はやけに身体に力が入っていた
力がはいると角角とする
頭が何かでいっぱいな時に
肩の力が抜けていることってないようなきがするなぁとおもう

帰ったらきょうは頭をすっからかんにして
まーるくなろう