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わたしは思い出す

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「わたしは思い出す」に関する最新情報。制作日誌、編者への一問一答、出版レーベルを始める経緯、展覧会の記録など。https://aha.ne.jp/iremember/
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#わたしは思い出す

『わたしは思い出す』の6つのアプローチ

人は、経験していないことを、 どのように経験できるのか──。回想録『わたしは思い出す』の6つのアプローチ。 1. 〈わたし〉の視点から震災を捉え直す本書の編者(AHA!)は、仙台に暮らすひとりの女性、かおりさん(仮名)と出会います。かおりさんは、2010年6月11日に初めての出産を経験。以来、育児日記を書き続けてきました。彼女は日記に何を綴ったのか。そして、再読して何を思い出し、忘れてしまったのか。11年の歳月を〈震災〉という大きな主語ではなく、ひとりの女性の語りから捉え直

展覧会の記録|水戸芸術館

撮影=水野雄太(AHA!)

「あなたの《わたしは思い出す》」水戸篇──メルマガ制作を振り返る

ひとりの女性が綴った11年間の育児日記。その再読の経験を記録した《わたしは思い出す》が、水戸芸術館「ケアリング/マザーフッド」展(2023)で展示されました。会場内では、「あなたの《わたしは思い出す》」と題したアンケートを募集。かおりさんの回想をきっかけに、来場者一人ひとりが思い出した357通のエピソードが集まりました。このたび、その一部をnoteで公開しています。 同時に、これらのエピソードをメールマガジンのかたちでお届けする試みを開始しました。メールマガジン「あなたの《

あなたの《わたしは思い出す》水戸篇

水戸芸術館で開催された「ケアリング/マザーフッド:『母』から『他者』のケアを考える現代美術」展(2023)の会場内で記入された357通のエピソードのうち、このページではその一部を掲載しています。 記入されたアンケートを月ごとに並べて構成しています。エピソードの部分は、原則としてアンケートに記入された原文の表現を尊重しました。 本アンケートは、メールマガジンのかたちでもお受け取りいただけます。くわしくは本ページ下部「メールマガジン「あなたの《わたしは思い出す》」をご覧くださ

きっといつか、忘れてしまう──30万字超の全文をウェブサイトで公開する理由

回想録『わたしは思い出す』は、このたび特設ウェブサイトを更新し、いつでも本書の全文を試し読みしていただけるようになりました。これまでにも、有料で頒布している書籍をウェブで無料公開している事例はありました。では、この『わたしは思い出す』をウェブサイトで全文公開することにはどんな意味があるのでしょうか。無料であることは、何のためでしょうか。ここでは刊行を経た現時点での備忘録として、私たちの考えていることを記してみようと思います。  1000名の読者への届き方を想像する「本をつく

『わたしは思い出す』取り扱い書店

東北KANEIRI Museum Shop 6 980-0821 仙台市青葉区春日町2-1 せんだいメディアテーク1F 曲線 980-0871 宮城県仙台市青葉区八幡2-3-30  ⇢ウェブストアでの取り扱いあり せんだい3.11メモリアル交流館 984-0032 宮城県仙台市若林区荒井字沓形85-4(東西線荒井駅舎内) BOOKNERD 020-0885 岩手県盛岡市紺屋町6-27 1F  ⇢ウェブストアでの取り扱いあり ボタン 980-0013 宮城県仙台市青葉区

回想録『わたしは思い出す』イベント開催情報[2023年3月]

3月4日(土)・東京 明治学院大学 「近代日本の日記文化と自己表象」第35回研究会 日記文化の研究に取り組む田中祐介さん(明治学院大学)による研究会「近代日本の日記文化と自己表象」。その第35回研究会で『わたしは思いだす』に関して編者の松本篤が特別講演を行います。 日 時2023年3月4日(土)13:30–17:30【終了しました】 会 場|明治学院大学白金キャンパス+オンライン(zoom) 参加費|無料(申込みは締め切りました) ⇢くわしい情報はこちらのページをご確認く