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コンサルタントの私が休職するおはなし③

初めましての方も、そうでない方も。こんにちは。こんばんは。
MARIGONです。(今日は名前間違わないぞ笑)

今回は、私がどうして休職しちゃうくらいの心の風邪を引いちゃったのか。
それについて書いていければと思います。
結論から言うと、これが原因だ!!という決定打はなかったです。。
というと語弊があるかもしれないですね。
仕事やプライベートで色々な「心のグラグラ」をそのままにして、その歪みが一気にジェンガみたいに崩れてしまった感じです。

特にその中でも大きな要因となった心のグラグラはこれかな。

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①慢性的な睡眠不足
前の記事にも書いたけどコンサルタントってお客さんの期待値に応えてなんぼの職業なので、会議資料の作成やら、課題の解決やらで夜中まで仕事することもよくあったり。
夜中まで仕事すること自体はそこまで苦じゃなく、何なら楽しいまであって。ワーカーズハイ状態。
皆が帰って静まり返ったオフィスで、同僚と「うおぉーーー」ってビール飲みなが仕事したり雑談するのは純粋に楽しかった。
けど、そのモードで家に帰ってベッドに入っても頭のスイッチがオフにならず。ずっと頭の中で仕事のことがグルグルして朝まで寝れないなんてことがありました。その代わり、土日は泥のように1日10時間くらい寝て、ずっとベットでゴロゴロ…そんな生活が2年くらい続いてました。

②コロナによるリモート勤務への切替
私は新卒でホテル会社に勤務するくらい人との繋がりや人の笑顔、人からの「ありがとう」が原動力の人です。
そんな中、コロナでリモート勤務を強いられるようになり、一日に会話するのはプロジェクトメンバーだけ。会議の無い日は一言も言葉を発さない。そんな日常になりました。
オフィスだと、同僚とランチ行ったり、休憩中に色んな人と話したり…
たくさんあった関わりが、いきなり絶たれてしまったことで原動力不足になっちゃったのかなと思います。
何をするにも億劫で、外に出るのも辛い。
部屋から玄関までのたった数歩の道のりがものすごく長く、重く、険しく。
どんどん家に引きこもるようになってしまいました。

③家族の体調不良
去年の4月1日。新入社員が入社してきてその歓迎会をしている最中に母から「父に癌が見つかった」と連絡がありました。
楽しく飲んでいたのに急に泣き始めてしまい、周りの同僚がびっくりしている様子は今でもはっきり覚えています。
すぐに帰って両親に会いたいと思ったけれど、世間はコロナ真っ最中。
万が一私が家族に感染させてしまったら…と思うと怖くて帰るにも帰れず。
親からも「帰ってきて父に感染させてしまったら入院・手術ができなくなるから帰ってくるな」と言われてしまい。
すごく心の中がごちゃごちゃになってしまった記憶があります。
私はこんなにも無力なのか…とか自己嫌悪に陥って、せめて何かできないか…と思い明治神宮に参拝し、お守りを実家に送って。
父から「ありがとう、がんばる勇気が出ました」とLINEをもらった時はボロ泣きしたなぁ…。
それに今まで何回かはあったけど「親の死」をリアルに考えることになり。
Utopiaのライブ会場に向かう電車の中、「Part of me」を聞いてひたすら泣いてたし、ライブでも歌ってくれて。もう涙腺崩壊どころではなかった…

(あ、おかげ様で手術は成功して父は今とても元気に過ごしています!
 休日は母と一緒に山登りに行ったり畑仕事したり。)

④評価されない仕事・合わない上司
私、結構会社の人たちから可愛がってもらってるなーて自負があります。
上からも下からも結構慕ってもらっているというか…。
ただ、そんな中でも合わない上司はいる。
そりゃそうだよね。全員に好かれるなんて無理なんだから。

そんな合わない上司と一緒のプロジェクトチームになり、1年半弱一緒に仕事をしていました。
その人と一緒に仕事をするのは初めてで、色々最初はコミュニケーション取ってどうやったらお互いやりやすいかを模索していたんだけど、どうも上手くいかず。悪戦苦闘の日々。
うちの会社は上司からの評価があって給料があがったり、役職が上がったりするんだけど、なかなかうまく嚙み合わない上司からはいい評価をもらえず。講義しても聞き入れてももらえず。
「あーーーなんのために仕事してんだろ」て気持ちがもやもやと。
評価されないまま、ただ毎日仕事をしていると一気にやりがいとか、やる気が削がれちゃって、それで結局仕事の質が落ちて…の負のループ。
それが1年半も続いたもんだから、心が元気なくなってしまいました。
もうプロジェクトの後半では、「仕事するのつらい」「今日は無理」ってだけで有給使って休んだり、メールの通知が来るだけで動悸が収まらなかったり。
ジェンガ崩壊のギリギリまで来てたんだと思います。

⑤プロジェクトにアサインされない、社内ニート期間
合わない上司との地獄みたいなプロジェクトからリリースされて、晴れて次のプロジェクトへ…!と思ったら、特にプロジェクトアサインがなく。
コンサルでは「アベる(=available)」といいますが、社内ニートになりました。
何のプロジェクトもせず、お客さんから商品として買ってもらえないから会社にとって利益を生んでいない状態。
「わーい!これを機に休んで海外行っちゃお!」みたいな人もいるし「普段できない勉強しよう」みたいな人もいます。

ただ、私は前述の通り結構心のグラグラが極限まで来てたので、おうちに引きこもって、たまに友達と会って…みたいな生活をしてました。
でもね、夜寝れないでいると「私って価値のない人間なのか?」みたいなマイナスの渦に飲み込まれてしまい。
その上、睡眠不足や不規則な生活がたたってインフルエンザになっちまいまして。

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ついにジェンガが崩れちゃった。
一人が寂しい、自分の生き方が見えない、誰かに必要にされてる?
私って何者…?

そんなよくわかんないドロドロが一気に溢れだしちゃって、立ち上がれなくなっちゃって。
心療内科行って「はい、休職です」って。
私は「え、いやですけど?」って返事して。笑

だって、今まで社会人10年くらいやってきて初めての「休職」。
言葉のインパクトが強すぎて。生きていけるの?お金は?
すんごく不安になっちゃって最初、休職を拒否しました。

でもそこで言われたのは、「今しっかり休んだらすぐ働ける。でも今無理してもっと悪くなったら年単位で休むことになる。今まだ軽度なうちに休む方が賢いよ」って。
うむ、納得!なら休むわ!笑 ってなりましたとさ。

すごく長々と書いてきてしまいごめんなさい。
今回、この記事で言いたいことは
「誰しも心の風邪を引く可能性はあること。だから無理しないで」

私の書いてきた「心のグラグラ」って、私特有のものじゃないと思うんだよね。
「上司むかつく」とか、「激務つら」とか、「家事やりたくねー」とか、「子供がまた熱出しちゃった」とか。

みんながみんな、それぞれ「心のグラグラ」を抱えてるから、いつかジェンガ崩壊しちゃうこともあると思う。
「心のグラグラ」を全くなくすのは無理だと思うんだけど、「心のグラグラ」を「グラグラのままにしておかない」のが一番大事。
ジェンガもさ。しっかり慎重に重ねていったら、そんなに簡単には崩壊しないじゃん?多分そういうことなんだと思う。

上司がむかつくならとことん話し合う、体調悪いなら悪化するまえに休んじゃう、自分が見えなくなったら友達に自分のことめっちゃほめてもらう!とか。
その場その場でしっかり対処していればきっと強固な塔ができあがるんだと、その場しのぎしかしてこなかった私が言っておきます笑。

最後までお付き合いいただきありがとう!
長々とごめんねー!また書きます😊


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