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思い出したくないけど離れない、夜勤の顛末

月一でいやな記憶に縛り付けられるのはいやだな。そう思い、このnoteを書いてみることにしました。

つい先日まで生理前しんどいオブザイヤー2022が絶賛開催中。いくらしんどいとはいえ、生理が来ること自体はとてもありがたい。(けど来たら来たでしんどい!)

「来ない!」と焦っていた半年以上前に比べたらよっぽどいいんです。でも来るのをありがたいと思う一方、これから先も1ヶ月に一回思い出し続けるんだろうか…と思うとめちゃくちゃ気が重くなります。

あんまり気持ちの良い話ではないのですが ここで昇華させたいな と思い書きます。

 
進む前に
性被害の話です。苦手な人、いましんどい人、そういうのは読まないと決めている人、ブラウザバックをお願いします。












夜勤のバイトをしていたコンビニで起きたことの顛末です。

以前noteに書いたことがあるのですが、バイト先のコンビニにくる常連さんに胸を触られたりそのほか身体を触られたりということがありました。当時、店長さんたちも「女の子扱いされてよかったね」って感じで。
もちろんうれしくないのですが、「いやですよばか!」なんて言い返す勇気も気力もありませんでした。

最終的には夏ごろに関東に引っ越したことを機に、バイトを辞めたので今はもうされていません。でもいまだに、夜同じ色をしたコンビニの前を通る時とか 少し気持ちがざわつきます。
触られてるだけだったときから「そんなこと」と何度も言われたし、自分も冗談だと思おうとしてきました。でも、できませんでした。

そうも言ってられなくなる時が増えたからです。

夜勤の休憩明け、後半戦。早朝になり、ゴミを捨てにお店の裏へ行こう、と袋をまとめて外に出ていたときに服を後ろから捲られ、背中を直接さわられ、振り返ると常連さんが笑ってたり。掃除をしていて背後がおろそかになっているとズボンを引っ張られて下着の色や模様について言われたり…。

正直、出勤中気が気ではありませんでした。
でもそれにつよく言えないでいると、さらにエスカレートしていきました。

とうとう辞める直前。
車を指さして「後ろ(後部座席)に猫がいるんだ」と話しかけられたので車に近づくと、グッと腕を掴まれ、なにかいうまもなく車の後部座席でおじさんに見下ろされていました。猫はいませんでした。

そのあと時間が経ち、朝の納品トラックが来るまでの間。恋人にも見られたことのない場所を、(少なくとも好意は抱いていない)おじさんに触られたりしていました。爪が少し長いのか、時折浅く刺さり、手のひらだけ変に湿っているのか、ぺた、と変な感覚とともに体重が乗っていたこと、忘れられません。普段服の中にある部分に慣れない痛みや不快な質量を感じ、気持ちが悪い。途中で体の向きを変えられ何も見えなくなってから、トラックの音がするまでのことはよく覚えていません。

いつも「ゆっくり来てくれ」と思っていたトラックがいつも通りの時間にきたことに救われたのかもしれません。
「引っ越すからもういやな思いはしない」そう思っていた日に、こんな思いをするなんて予想だにしていませんでした。

当時気に入って履いていたベージュのワイドパンツも、バイトの制服も、もう二度と見たくない。そう思いました。
明確に怖くて、夏なのに寒くて、意味がわからなかったのを覚えています。


病院に行くという発想がなかったこと。引っ越しがあまりに近づいていて、無理矢理にでも頭から剥がさなければ暮らせなかったこと。

いろんな要因が重なり、忘れよう忘れようとしていました。同じ系列のコンビニが最寄駅にあったため「全く思い出さない」ことはできませんでしたが、遠回りして視界に入れないようにしていました。



**

数ヶ月後。私はようやく「生理が来ていない」という事実に目が向きました。もともと多少不順だったけど、それにしても来ない。

生理が来ない原因に思い当たったとき、心の底からどうしていいかわからなくなりました。でも、気がつかなかったわたしが悪い…?妊娠していたら、どうしよう。知られて、これで仕事ができなくなったら…?

新しい環境へのわくわくはどこへやら、不安でいっぱいの中「なんにもないフリ」をすることで必死になっていました。どうせ、わたしが悪い。もう何も言われたくなかったんです。

しばらく悶々としていましたが、最終的に妊娠検査薬の存在を教えてもらい、恐る恐る使ったところで妊娠していないことが発覚しました。
よかったけど、だからって「よかった〜!解決!」とはいえません。このとき、まだなぜか生理は止まっていたのです。

妊娠していなかったこと、はもちろん一旦安心材料だけど、全部解決する訳ではありません。別の理由はいまだにわからずじまいです。

そしてわかったことは、生理が来ても気持ちの区切りはつかないということです。もうきっと一生つかないんじゃないかとさえ思い始めています。

でも、どんなにいやでも こんな記憶に囚われっぱなしはいやだ。思い出したくないけど、囚われないようになっていきたいです。


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より「いまの私」に近い部分で、不特定多数に見えるところに書くのは少し憚られるからです。

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