教師の矜持ーNY中学事情2

息子N氏、ミドルスクールに初登校。18ヶ月ぶりの登校なのはほかのニューヨークの子どもたちも同じ。新入生(なのかな)は緊張の面持ち。けっこうな割合で親御さん付き。入り口の分散などを図っているけれども同一時刻に集めているのでたいへんな混雑。飛び交う多言語。

N氏がのっけから立ち往生したりするとさすがにかわいそうなので、わたしも登校を見届けに行く。またとんでもないカオスを拝めたらおいしいなという下心がないわけでもない。

でも今日はちょっと良いシーンでした。たしかに混乱はしているのだけれど、羊飼いよろしく子どもたちを誘導しながら、個々の先生は不安げなフレッシュマンたちにてきぱきとコンタクトをとって励まします。夏休み期間は断固として業務をしないかれらですが、子どもを育てようという点については士気高く。少々計画がずさんで混乱しても、個々の先生はゆるがない。教職に就く者の誇りをみせてもらいました。

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