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蜘蛛の糸

芥川龍之介
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stand.fm「しんいち情報局(仮)」にて
毎週金曜「朗読しんいち」
を担当させていただいています。

青空文庫より
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を読みました。

《ふわっとあらすじ》
極楽の蓮池の下は
地獄の底になっているそうです。
ある日、
お釈迦様が蓮池の底を覗きますと
「かん陀多」という大泥棒の男が
地獄でうごめいている姿がお目にとまりました。
お釈迦様は、
このかん陀多が、たった一度だけですが
小さな蜘蛛を助けたことのあることを
お思い出しになられると、
極楽の蜘蛛から出る糸を地獄の底までおろし
彼を救い出そうとなさいました。

かん陀多は、蜘蛛の糸が
空高くから自分の目の前に
垂れてくるのを見つけると
これは地獄から抜け出せるに違いないと
早速飛びつき、糸を登り始めました。

疲れて糸の中途で休憩していると、
気づかぬうちに大勢の罪人が
自分に続いてこの蜘蛛の糸を
登って来ていることに気がつきます。

自分だけ助かりたいかん陀多は、
後から登ってくる罪人たちに
この糸は自分のものだから今すぐ降りろ、
とわめきました。

すると突然、蜘蛛の糸は
かん陀多のいる場所からぷつりと切れて
全員元の地獄へ落ちていきました。

お釈迦様はこの一部始終を
蓮池のふちからご覧になり
悲しいお顔をなさったそうです。


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芥川龍之介「蜘蛛の糸」
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