転職はフィッティング
今年度で退職するとききつけて今日はいろんな人が連絡をくれた。
そのうち一本の電話は女性の元上司からだった。
近況と今後について話して、最後に「ご迷惑おかけしました…申し訳ないです。」と言ったら、
「申し訳ないなんて思う必要は全くないの。
あなたの人生なんだからたとえ誰かが何か言っても突き進めばいいのよ。
ただ親の言うことくらいは聞く耳持っとくといいかもね。
この仕事が全てじゃないし、世の中にはたくさん仕事あるし。
この服いいなーって思ってきてみたら似合わなかったってこと、あるじゃない?そんな感じよ。
あーちょっとデザイン好みじゃないなーサイズ感もっと違う方がいいなーって、そういう感じよ。
違うなら選び直せばいいの。
たっくさんデザインもサイズもあるんだから、その中から自分に合った服選べるといいね。」
と言われた。
なんだこの考え、最高だ!!
思わず笑みがこぼれてしまった。
世の中にはいろんな仕事があるとか、この仕事が全てじゃないとかそういう聞き飽きた言葉はたくさん耳にしてきたけれど、試着室で服間違えたって、転職への考え方がラフすぎて最高だ。
ラフだけど、私にはすごくしっくりきた。
転職って失敗したくないから慎重になるし、そうすると不安が伴う。
でも会社に入って仕事にも人にも関わってみないとわからないから恐れる必要はない、失敗したらまた選び直せばいいっていう、肯定的な意味も感じた。
サイズの合わない服や自分が気に入らないデザインは着たくない。
人生でどの一枚を着たい?と問いかけた時に、これを着れば私は輝ける!と言える服を着ていたい。
他の人からは今の仕事辞めたら勿体ないとか、また頑張ろうって言われて、私自身今後の転職についても武器がなくて不安だし決断に迷いが生じたこともあったけど、正直私にはヘビーな考え方だったと思う。
かけられるその言葉たちが重みでしかなかった。
少しずつどんなデザインがいいかな、似合うサイズは何かな、色はなんだろうって考えたら転職がまた楽しみになった。
今日もいろんな人に支えられてるなぁ。
嬉しくてこれからも私の中に残る言葉だと思ったから綺麗に書きたかったけど、感情の温度が高いうちに、書き残す!
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