【5/365】 誰もひとりにしない
昨日、友だちと久しぶりに電話した。
彼女は今大学院の博士課程で、日本や世界の障害者福祉について学んでる。現役の理学療法士で、職場は肢体不自由の子どもたちのデイケア。現場の状況と知識との両面から考えてる、尊敬する友だちの1人。
その彼女との話で「優生思想」というれしい話題が出た。正直、ピンとこなくて、「ヒトラーの優生思想」のことでも持ち出したのか?と思ったけど、そうじゃない。わたしが今住む日本でも根深い思想らしい。
わたしもまだイマイチわかってないから、少し調べよう、と思ってネットサーフィンしてたら目に留まった1つの記事。
優生保護法なんて法律、わたし、今まで知らなかった。。。自分の無知さが恥ずかしい。
優生思想と言えば、2016年に起きた相模原市の事件が記憶に新しい人もいるんじゃないかと思う。
この事件の犯人が「障害者なんて居なくなればいい」と発言していたことが衝撃で、悲しかった。けど、もっと恐ろしいと思ったのは、それを容認するような発言をしていた人がある一定数いたこと。
社会には、当たり前だけど、本当に色んな人がいて、色んな考え方がある。それぞれに「正しい」と考えることがある。だけど、その「正しさ」がときに人を追いつめたり、誰かを不幸にしたりすることは違うんじゃないかと思う。
誰かの正義のために、傷つく人がいる社会より、それぞれが大事なものを尊重し、認め合うやさしい社会がいい。