出会う「場」、つどう「場」をつくる
今もう一度、この場所が、自分にとってどういう意味をもつのか、そんなことを考えています。
以下は、d news aguiをつくるプロジェクトに関わったときに考えていたこと。
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高知県に来てよかったな、と思うのは、「ものづくり」をする人とのたくさんの出会いだ。知恵や技術を駆使して、ものづくりに従事する素晴らしい人がたくさんいるというのは、この地域の宝だと思う。
わたしの生活の中には、高知で知り合った友人がつくったモノがたくさんある。アクセサリーも、靴も、帽子も、お皿も。つかうたび、身に着けるたび、つくった人に思いを馳せることができる。大量生産はではなく、ひとつ、ひとつ天塩にかけてつくられたものを、暮らしの中で大切にすることができるのは「豊か」だな。と思うのです。
こうした人たちと出会えたのは、間違いなく、
出会う「場(売り場)」があったから。
クラウドファンディングで、みなさんからご支援募りながら、準備を進めている「d news aichi agui」も、そうした「モノ」と「人」をつなぐ「場」になることは間違いないと思ってます。そうした出会う場を、小さな田舎町・阿久比町に誕生させたいんです。
「モノとの出会いなんて、オンラインで十分よ。」
とか、
「田舎でそんなん、厳しいよ」とか。
今回の計画を周りに話すと、7割がたこう言われます。
確かにそうかもしれません。
でも、やってみなきゃわからんわ、とも思います。
(負けず嫌いなんで、無理、と言われるほうが俄然燃えます。)
わたし自身、何かを生み出すことは得意ではないし、手先も器用ではないけれど、こうして職人さんやつくり手さんたちが世の中に生み出したものを大切にしながら、紹介し、発信し続けたいと考えています。
ていねいな暮らし、ではなく、日常をていねいに生きるために。
ちょっといいもの、世の中に必要なものを提案し、紹介する場所にしていく。その中に、地元で想いをもってものづくりをしている人の物語も一緒に、伝えていく。お店ではあるけれど、メディアのように、その土地の「news」を伝える役割を担っていく。
今、全体の31%。残り26日で、1000万。
道のりはまだ長いですが、達成できると信じて、この場所ができることへの可能性にかけてます。
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2年前の自分に、背中を押されることもある。
今、プロジェクトが立ち上がって、4ヶ月目に差し掛かろうとしています。
日々、現場に立たせていただきながら、
目の前にいる人に、この場所の物語を伝えるお役目は、
本当にありがたいなと思う一方、わたしがお伝えしてよいものか、という、気後れする部分もある。
2年前のあの、真っ直ぐな気持ちは今も変わらず、
みっともなくても、できなくても、
腐らず、あきらめず、濁らず。
ここでの活動をみんなと楽しめますように。
よい循環を生み出せますように。
ちょっと自信をなくしていたから、
自分を奮い立たせるための、
覚え書き。
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