見出し画像

ノンプロ研開催「技術ライティング講座」で学んだ、文章を書く技術

はじめに

プログラミング学習のために所属しているコミュニティ「ノンプロ研」で開催された「技術ライティング講座 第2期」を受講しました!

この講座で学べることを一言でまとめるとしたら、
「自身の学習効果を高めつつ、他者に価値提供するために『Twitter』や『ブログ』『書籍』にアウトプットするマインドとスキルを段階を追って学んで身につける!」
という感じかなーと思います。

講座のカリキュラムをこなしていくと、アウトプットとして「ブログ記事」が完成します。そして最終的にはノンプログラマー向けの「技術同人誌」の企画まで行うこととなります。
(実際に前回開催のライティング講座からは、2名のメンバーが技術同人誌の執筆、販売が実現しています!)

今日は受講生と講師・TAの合計8名による「卒業LT大会」の日になります。
学習の成果を8分にまとめて発表する場なのですが、なかなか講座で得られた学びが多く、まとめきれない…。

そこでこの記事では、卒業LTで話せなさそうな「技術ライティング講座で学んだこと」を整理して残しておきたいと思います!


⬇︎ノンプロ研って何?
本業が他にありながら業務に活かすためにプログラミングを学んでいる「ノンプログラマー」向けの学習コミュニティです。イベントや講座の量と質、メンバーの意欲、アウトプットがすごいのが特徴。


⬇︎ノンプロ研のメンバーが執筆した技術同人誌
前回の技術ライティング講座を受講されたノンプロ研の先輩方が書いた技術同人誌が「技術書店 11」にて販売中です!お二人とも技術書は初の試み。身近な方のアウトプットが形になっているのを見ると、とても刺激になりますね。

※2022年5月追記。「技術書店12」ではさらに三人も…!


技術ライティング講座の詳細

この講座で学べることは冒頭に触れましたが、実際には一言で言い表せられないほどのコンテンツがあります。
毎回ハラハラドキドキなジェットコースターのような講座でした。

講師はコミュニティ主催者のタカハシさん
タカハシさんはブログ「いつも隣にITのお仕事」の運営の他、VBA・GASを体系的に学べる書籍を執筆されています。(もうすぐで出版されるPython本も楽しみです)

ノンプログラマー向けに執筆に携わってきた先生が直々に、実践してきたSNS、ブログ、書籍執筆の貴重なノウハウを教えていただけます。

講座は週1回、以下のようなスケジュールで開催され、毎回宿題も盛り沢山です。

■技術ライティング講座 第2期 スケジュール
(講座は毎回20:00〜22:00の2h)

1. 05/21(金) 技術ライティングの概要
2. 05/28(金) Twitterの活用
3. 06/04(金) 素材を集める技術
4. 06/11(金) 文章を書く技術1
5. 06/18(金) 文章を書く技術2
6. 06/25(金) Webライティング
7. 07/02(金) Git・GitHubによる共同作業
8. 07/09(金) 書籍の企画と執筆
9. 07/16(金) 卒業ライトニングトーク大会

各回のタイトルを見ていただけると分かる通り、この技術ライティング講座で学ぶことは多岐に渡っています。

■技術ライティング講座で学べること
(1)ライフハック
・時間管理
・メモ・インプット術
(2)ブランディング
・自身の棚卸し
・ターゲティング
(3)ライティング
・ライティング術
(4)技術・協同作業
・Markdown
・Git、GitHub
・VSCode

などなど。「共同作業による書籍の執筆」をゴールに、ライティングスキルにとどまらない知識や考え方、便利ツールなどを体系立てて学びます。


受講の経緯と目的

僕は正直、受講当初は「技術同人誌を書く」というイメージは全く湧いていませんでした。

当時の課題は「ブログ(このnote)をもっと有効活用していきたいな〜」ということ。
普段プログラミングを学習したり、実際に仕事に活かすツールを作ってはいるのですが、そこで取り組んだことを「わかりやすく、他の方のためになるように発信していきたいな」と思っていました。

合わせて、自身が農業×プログラミングで今後活動していくために、ブランディングだったり、どういう人にどういう情報を届けたいかを明確にしたい…。

というのが、今回の主な受講の目的でした。


講座の学びとまとめ

実際に講座を受講してみて、特に得た学びを整理してみます。
色々学びはありますが、ここでは「文章を書く技術」ということに絞りました。

(1)文章を書くための「素材」集め
「仕事は段取り八分」といいますよね。
文章を書く際にもそれが当てはまるようで、いきなり文章を書き始めてはいけません。
普段から、何か学習したこと・実際にやったことを「素材」として残しておき、それを元に構成を考えて、文章の下書きを書き始める…というような準備が必要なんですね。

これを実際に行動に落とし込むためには、素材として「何を」「どこに集めるか」を決めておくことが重要です。 

■アウトプット用素材集め
①じっくり学んだこと・実践したこと
 Googleドキュメントなどに時系列順に画像付きでストックする
 気になることについて、Togetterまとめなどを活用する

②スキマ時間に学んだこと・思ったこと・参考URLなど
 Evernoteなどのツールを活用し、普段から整理しておく
 Twitterにやること・気付き・質問・ぼやき・まとめなどを残しておく

それぞれで自分にあったツールを用意して、素材を溜めておく習慣付けが大切だなあと思います。

(2)「過去の自分」をターゲットにする
講座の中で、自身の深掘りを行う宿題がありました。

・テーマを挙げて3〜5個に絞る(理由も含めて)
・少し前の自分の環境・背景について整理・明文化する
・以前学んだことについて「こういう教材や学習機会があれば学びやすかったのに」と思ったことを挙げる

これはいわゆる自分の棚卸し、セルフブランディングになるのかなーと思うのですが、同時に「文章を誰に向けて書くか」というターゲティングにも通じてきます。

「興味のありそうな誰か」という漠然とした対象に向けて書くのではなく、もっと具体的に「過去の自分が欲しかった記事」を書くために、普段から自身の興味や環境について整理しておくと良いのかな、と思います。

(3)文章を伝わるように書くスキル
プログラミング学習者ならばおそらく必読書?である書籍「リーダブルコード」に倣って、「リーダブルな文章」を書くための作法を学びました。

■リーダブルに書くための作法
①一度に一つのことを
②明確にする
③ガイドする
④見た目をやさしく
⑤一貫性をもたせる
⑥適切な密度で
⑦自然な構造にする

項目だけ見ると「まあそうだよね〜」と思う部分も。
ですがそんなに甘くはなく、この1つ1つを意識しながら自分の文章を読み直してみると、結構ちゃんと書けてないことが多いです。

一度に全てを意識するのは難しいので、例えば「今日は④の視点を持って文章を書こう!」などと1つ決めて取り組むのも良さそうです。

そしてこの作法の凄いところは、応用の幅が広いことです。
文章を書くだけでなく、プレゼンしたり人に何かを教えたり、日常の色々なことに応用できる考え方だな〜と思いました。


おわりに

さて、今回の記事では技術ライティング講座で学んだライティングスキルについて、整理してみました。

まだまだ講座で学びきれていないこと、定着していないことも多いですね…。
果たして自分も技術同人誌の企画・執筆までできるのでしょうか?
学んだことを思い返しながら、今後も引き続き情報発信を続けてみたいと思います。

ちなみにノンプロ研の講座では毎回、受講者がTwitterで発信した内容がTogetterにまとめられています。
もし興味のある方がいらっしゃいましたら、こちらのライティング講座 第1回のまとめを見ていただけると、実際の受講の雰囲気やどのような内容を学んでいるのかがわかるかもしれません。

そして、次回の技術ライティング講座も現在仮申込み中です。
役立つ知識満載なので、受講を悩んでいる方はぜひチャレンジしてみましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?