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インターン生の声【Field Trip Day1】

インターンのジュンです。昨日プノンペンからシェムリアップへ移動し、今日からシェムリアップの農家の訪問を開始しました。今回のField tripは、慶應大学のField workに私一人同行させていただく形となっています。農家の訪問は初めてで、カンボジアの農家がどのような生活を送っており、どのような土地でどのように農業を行なっているのかを見れるのがとても楽しみでした。

今日は、慶應から2名、Agribuddyからは私とシェムリアップオフィスに勤めるShinornの4名で、市街地から3時間ほど離れた農地を訪れました。
到着後、シェムリアップ州のProvincial Headの自宅でMentor, Buddy, 農家へのインタビューを行いました。

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シェムリアップでは、Agribuddyが取引をする農家のほとんどがキャッサバ農家です。今日来ていた農家も皆キャッサバ農家でした。
キャッサバは乾燥に非常に強い作物で、かなりの荒地でも栽培が可能です。雨季である6月から10月にかけて種付けを行い、その後一年かけて栽培を行うそうです。インタビュー後にキャッサバ農地を見に行きましたが、乾季でカラカラに干上がった地面でもしっかりと育っていました。

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インタビューでは、農家が資材などを購入するために借りるローンについての話が出ました。今日来てくれた農家は皆Agribuddyを通してローンを借りていますが、Agribuddyに登録する以前は銀行から直接ローンを借りていました。銀行から審査に来るスタッフには、「土地はあるのか、仕事はあるのか、家はどこだ」と担保にかける私財の事ばかり尋ねられ、返済が少しでも遅れるとそれらを取り上げられるのではないかという不安があったと言います。農業ですから、期待通りの収穫量が得られないこともあり、また収穫が十分だったとしても市場価格が下落し、結果として返済に足りる売り上げが立たないこともあります。しかし、Agribuddyからローンを借りることでこれらの不安はなくなったと言っていました。Agribuddyは、農地の広さや予想される収穫量を元に信用審査します。また、農家からの返済が遅れてもAgribuddyが銀行への返済を立て替えるため、上記のような心配はありません。
一方で、Agribuddyに改善してほしい点もあるようです。Agribuddyからのローンの振込が遅いため、資材購入や働き手への給料の支払いが遅れ、クレームがよく来ると言っていました。これは、今日の農村特有の問題のようでした。(原因は聞けませんでした)

明日はまた別の農村を訪問する予定ですので、その様子をレポートしたいと思います!

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