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ご時世で鬼が来なかったらしい

こんにちは。三日坊主代表だけど、文章を書くのは好きだからなんとか続いています、tomoeです。

今日は娘の話。我が娘はですね、どうも昔から、いろんなことに敏感なのです。

例えば、まだ保育園に行く前の話。親子で一緒に遊べる子育てサークルみたいな場所に参加すると、当然慣れない場所で、慣れない人たちと一緒に数時間過ごすわけです。そうすると、必ず最初の30分くらい大声で泣き喚くんですよね。その後せっかく慣れても、慣れたのはその日だけで、次回参加すると、また同じことの繰り返し。

例えば七五三とか、節目で写真を撮りに行くとすると、知らないお姉さんとか、他の家族もいたりするわけです。そうすると、しばらく泣き喚いて泣き止まず。写真は撮らずに帰ったこともあります。

例えば食べ物。野菜が苦手、緑色のものが苦手となると、全く食べない。良くても匂いをかいで終わり。好きなものしか口に入れたくないのです。当然、他人に口の中を見せたり歯磨きしてもらったりするのも嫌いだから、毎日の歯磨きは大泣きだし、歯科健診なんて周りの子は静かでも1人で泣き喚いています。

他にもいっぱいあるけど、こんな感じ。我が娘、かなりいろんなことに対して敏感で、小心者で、ビビりです。私もそういうところはあったけど、さらに重症な感じがする。あまりにもひどくて周りの人に相談しても、みんな「今だけだよ!」って言う。違いますのよ。母親としては、その「今」が辛いのよ。代わりに見てくれませんかね?人がいる場所に連れて行きたくてもこっちが憂鬱になるのよ。っていう感じ。好き嫌いが多いのだって、親の私のせいかなぁってずーっと悩んでいるんですよ。本当に、我が子といえど他人だから、どうしたら良いのか分からないのです。


そんな娘も2年前から保育園に通うようになって、すっかり、とまではいかなくても、前よりは度胸がついてきました。それでも周りの友達よりは敏感な感じがするんだけれど、まぁそれでも保育園にも慣れて楽しそう。娘の場合は2歳児クラスから通い始めたんだけど、通わせて良かったなぁと思います。

そんなちょっと大人びてきた娘の最大の関門。

節分!

そう。鬼が現れる節分です。

毎年怖いらしい。確かに、鬼は怖い。人が入ってるのは分かってるんだけど、私もいまだにちょっと怖い。ナマハゲとかも、怖い。笑。

2日前くらいから、「節分は保育園に鬼が来るんだよ」と心配し始めた娘。

「鬼が来たら、豆を投げなさい」と対処法を伝授する母。そのやりとりを何回しただろう。

そう。敏感子の特徴。何回も同じことを聞く。

その時は、よし頑張る!って思っても、しばらくするとちょっと不安になるんだと思う。

忙しかったり、こっちに余裕がないとしつこいなぁって思うけど、よくよく考えると可愛らしい。鬼に食われたらどうしよう怖い怖いって思ってるのかな。

今年も保育園に送り出す瞬間まで何度か親子の鬼退治のやり取りを繰り返しました。そしていざ保育園へ。

保育園では当然先生が鬼のお面をかぶって、子供たちが本気で投げてくる豆の痛みに耐えて頑張ってくれるわけだけれど、どうやら今年はコロナの影響で、豆まきはやらず、自分達が作った鬼のお面のお披露目会と、紙芝居を読んでもらうだけだったらしい。

迎えに行って娘が明るい声で、

「今年はコロナウイルスだから鬼さん来なかった!」

と喜んでいました。いやいや、そっちのウイルスのほうがよほど怖いんだから気をつけなさいよって話なんだけど、やっぱりまだ目に見えるものの方が怖いらしい。

ちなみにこれは先生談だけど、みんなで集まって鬼のお面のお披露目会の時、ずっと鬼が来るんじゃないかと心配し続けた娘は、友達から「大丈夫だよ!」と励まされ続けていたそうな。

娘よ、心配性すぎやしないか?友達が逞しく見えるよ私は。

そんな娘の今年の節分。

夜ご飯で納豆の海苔巻きを作ってやったら海苔だけ残して、「納豆ご飯がいい〜」と言い、納豆ご飯を2杯食べていました。

可愛いんだけど、自由な我が娘です。



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