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やっと秋らしく 秋の味覚を堪能

(2022年10月7日)

 一昨日まで最高気温が30度を超え、半そで生活だったのに、急にぐっと冷え込んだ。最高気温が8度も低下。秋らしい気候になったのだが、急な気温変化は体調にも影響するのだろう。妻と娘は花粉症も重なって、鼻をぐずらせている。

 今年の9月は暑かった。真夏日が月の半数以上。この暑さは野菜の生育にも影響を与えたようだ。例年通り8月下旬に秋じゃがを植え付けたという方が「暑さで種イモが腐ってしまい、芽が出なかった」とぼやいていた。私は9/10の植え付けと、少し遅めに植えたためか、7割くらいは芽が出てきた。残りは、と思い、一つ掘ってみるとやはり腐っている。近所の種苗店では、10月に入ってもまだ秋じゃがの種を売っていた。「まだ間に合う?」と店主に問うと「大丈夫!」。補植用に「アンデスレッド」を買ってきて植えてみた。この気温の低下でうまく育つかどうか。

臭いと処理の手間で敬遠されがちですが…

 気温が下がると紅葉が進み、秋の味覚が楽しめる季節に。

 紅葉した銀杏の樹の下には、無数の銀杏(ぎんなん)の実が落ち、独特の臭気を放っている。この臭いと、処理が面倒なため、敬遠されがちだが、料亭でも出される高級食材。集めた銀杏の実を水につけて3日。果肉部分が柔らかくなったら、手袋をして、種子の部分を取り出す。何度も洗った後、数日乾燥させておく。

 昔、祖母がこのギンナンを、根気強く炒ってくれていたが、今は電子レンジが重宝する。茶封筒に塩を少々とギンナンを入れ、蓋の所を折り返して電子レンジに。500ワットで2分程度。ポンポンと破裂音が3回くらいすれば出来上がり。これが酒のつまみに最高なのです。ただし、中毒性があるので食べすぎには注意。

ほっこり栗と、落花生の塩ゆで

 続いては「栗」。伯母からもらった栗を1昼夜、水に浸し、40分程度ゆでる。そして、冷めるまで待つ。それだけ。ほのかな甘み、ほっこり感がたまらない。大量にあったので、「栗餡」も作ってみた。砂糖60グラムに水40CCを加えて加熱。沸騰したら、ゆでた栗の実を200グラム投入。水気がなくなるまで弱火で煮詰め、最後に塩を少々。そのままでも食べられる栗餡のできあがり。

 そしてもう一つ。落花生。これも頂き物。通常は、乾燥させてから、炒って、ピーナッツとして食べるのことが多い。せっかく新鮮なものをいただいたので、落花生の塩ゆでに。土の中で育つ落花生は、よく洗ってから、塩分強めの湯で約30分ゆでるとできあがり。

 気温も下がり、熱燗が恋しい季節に。あてにはギンナンと落花生。鍋物もいいなあ。秋の夜長のプチぜいたく。

(あぐりげんき通信)

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