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「ソーラーフードドライヤー」試作版

(2022年11月24日)

 干し芋や切り干し大根、干し柿などを母や祖母がよく作っていた。軒先につるした柿、大きなザルに敷き詰めたサツマイモや大根など、冬の風物詩ともいえる光景。乾燥させることで、おいしくなったり、保存が効くようになる。

エコで衛生的、保存食づくり

 収穫した野菜や果物が、生の「食べごろ」を過ぎてしまい、しなびたり、腐ったり。そして、結局は捨ててしまう。なので、乾燥させて保存したい、あわよくば製品化できないかと思い立った。

 ただ、ザルで干した場合、自家用はいいのだが、「商品」にするとなると、どうしても衛生面に問題が。「フードドライヤー」を購入すれば、問題は解決するのだが、それも何だか味気ない。やはり、太陽の光に当てて干してみたいと思いつつ、ネットを調べていると手製「ソーラーフードドライヤー」の作り方が紹介されていた。

材料は100均ショップで

 これなら作れるかも。そしてエコだし。と思い立ち、材料の下見にホームセンターへ。木材と網と断熱材、工具もそろえるとなると、なかなかコストが高くなる。使えないものを作ってしまったら、「フードドライヤー買った方が安かった」と、妻に嫌味を言われそう。ということで、ミニサイズで試験的に作ってみようと100均ショップへ。

 箱はすでに出来上がっている「500円商品」。網2枚、断熱用の発泡スチロールと、板材、そして透明で少し厚手のファイルケース、ねじ、くぎ、ミニのツッパリ棒など使えそうな材料を買い求め、合計1500円ほど。中は温度を上げるため、墨汁で黒く塗り、板が薄かった背面には断熱用の発泡スチロールを入れ、換気口には網を張って、虫よけ。

乾燥激辛唐辛子づくりに挑戦

 小さなサイズだが、なかなかの出来栄え、と自画自賛。昨年は、網で干したのだが、なかなか乾燥せず、腐りが出てしまった苦い経験があるハバネロやジョロキアなどの激辛唐辛子を手始めに入れてみた。乾燥させて粉状にして保存したり、来年用の種を取ったりと、思い描いている。

 干し始めてまだ2日。雨と曇天で成果は見えていないが、うまくいけば、大型のものを作って、干し芋づくりに挑戦してみようと思う。さて、どのような結果になるか楽しみです。

(あぐりげんき通信)


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