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#3 農作業パートさんが辞めないよう、これをしよう【農業経営ちょこっとstudy】

こんにちは。
農業経営ブースターアオハルです!

このnoteは主に農家農業経営者向け
農業経営にちょっと役立つtipsや、
農業に関する情報を中心にお届けします!
ネタに困ったら、それ以外も!



今回の話の結論、
農作業のパートさんを離職防止のために
1on1 を定期的にしよう!

です。

1on1ってそもそも

数年前から「1on1」という言葉が
市民権を得たように思います。
本屋でも「1on1」が付いたタイトルをよく見かけます。

アオハル知る限りでは、
シリコンバレーのテック企業が発祥だったように
記憶しています。

1on1とは、その名前の通り1対1で行う定期的な
ミーティングのことです。

農業で言えば、農家の園主と農作業パートの方が
1対1で行うということです。


1on1でどんな良いことあるの?

1on1の発祥とされるシリコンバレーでは、
優秀な人材が集まっており、
激しい人材の争奪戦が常に繰り広げられていました。
そこで、優秀な人材が他社に流出しないよう、
人材の育成や囲い込みをするための手段として
1on1を導入するようになったのがその背景です。

これは、当然シリコンバレーだけに限った話ではなく、
究極、人間対人間の関係性を改善するものであり、
人間が栽培をする農業においても同じです。

今回、パートさんを挙げましたが、
もちろん正社員、契約社員など契約形態は
関係ありません。

従業員が抱える思い、考え、不満などを
積極的に拾いに行くことで、
「辞める」という結論を出す前に
こちらから先に手を打てるようになります。

普段から会話しているから大丈夫だよ、
という声が聞こえてきそうですが、
農作業中、休憩中の談笑と、
1on1では従業員の考えていることについて
集められる情報が全然違います。

ネガティブなことを耳にする恐怖は否定しませんが、
放っておけば、それは貴重な人材が「辞める」という
最悪な事態につながる可能性が大きくなります。

1on1のcase アオハル

アオハルは会社員時代、
多い時はメンバーを20名を抱えていました。
1週間がほぼ会議で埋まるような日々でしたが、
それでも全員と1on1をしていました。

「離職防止」だけで目的ではありませんでしたが、
それぞれに抱える課題がバラバラであり、
一人一人に合わせて話をすることが
最適解と考えやっておりました。

結果、他部署でメンタル疾患や、
早期離職が多数出ている状況の中でも、
アオハル部署は0名であり、
それには1on1が大きく寄与したと思います。

社員1名に採用するのにどれだけコストがかかるか、
(みたいな話をすると淋しく感じますが)
経済的な価値もそうですし、
せっかく一緒に働くことになった人なんだから、
気持ち良く働いてもらいたい、という気持ちがありました。

農業でできそうな1on1

1on1は、一般的に、ティーチング・コーチング・フィードバック
などを使い分けて、対話を通じて部下自身に気付きを促し、
能力を引き出すことが主な目的とされます。

ん?? 
こんなことウチには関係ないぁ、と感じてしまいますよね。
日々、めまぐるしい農業の現場において、
パートさんの能力を引き出すという中長期的な目標のために
週1、隔週1で時間を確保することは、
なかなかの難しいかと思います。

小規模な経営体が農業においては、
明確に「離職防止」を主目的として、
(現場からの改善アイディア拾うなどもできます)
四半期 or 半年に1回程度に30分程度面談することを
オススメします。

改まって1on1しよう、となると、
何を話しすれば良いのか、と考えてしまうかもしれません。

まずは時間を取って、話を聞くこということを大事にして、
何を話題にするかは二の次にしてください。

実際ははじめてみれば、
作業のことでこうしたい、これが困っているだったり、
Aさんと実はうまくいっていない
など話は尽きないもので、
時間が足りなくなると思います。

迷うことがあれば、アオハルにコメントください!

そして、聞いた話の中に問題があるかと思います。
面倒だと正直感じても、小さい問題のうちに、
スピーディーにささっと対処することが次のポイントです。

放っておけば大きな問題へとなります。
大きな問題となれば、収拾がつかなくなり、
ケースによっては「辞める」となります。

1on1をする価値は、拾えた問題・課題に対し、
積極的に取り組めることにあります。

ぜひ、このアクションまでやりきましょう!
アクションしてみて結果、解決までいかなくても
パートさんはその姿を見ていてくれるもので、
理解してくれると思います。


まとめ

・定期的に1on1をまず、やってみよう
・従業員が抱える不満などを積極的に拾うことで、先手を打てる
・1on1で聞いた課題には即対応しよう

今回も最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました!
また!


農業経営ブースター / アオハルは、
高い目標に向けて突っ走る農家の伴走支援とか、
(農業生産はできません!)
農業スクール事業とか、講師や教本作りみたいな先生業
もたまにやってます。

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