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【特集】アイドル・工藤忍の魅力に迫る【デレマス】
フリルドスクエアや、ポラリス・ノーツのメンバーとしてステージで歌い踊る傍ら、バラエティやロケ番組にも出演、映画や舞台といった俳優業でも脚光を浴びるなど、活躍の場を広げているアイドル 工藤忍(16) 。
今回は、そんな彼女の歩んできた道のりと魅力について迫っていく。
幼少期に見た、輝いた世界
青森県の自然豊かな地域で生まれ育った工藤は、幼少期、テレビやラジオの中の世界を憧れとして眺めていたという。
その中でも、ひときわ彼女を惹きつけたのが、アイドルの歌声だった。
工藤のアイドルへの思いは時が経つにつれ、憧れを超えて夢や目標として捉えるようになる。
工藤曰く、地元にいた頃は毎日関東のラジオを聴くことで津軽弁とは大きく異なる標準語のイントネーションを身に着けたり、我流でダンスを身に着けようとしていたとのこと。
どうしても譲れなかったアイドルへの夢
そんなアイドルを夢見る工藤少女も年を重ねていき、地元・青森で学生生活を送っていく中で、友人や両親など周りの人物が工藤の夢を次第に否定するようになっていく。
こうした状況でも、工藤の性格では夢を諦めることができず、ある日工藤は親子喧嘩の末、学生地元・青森から東京へ単身で上京する。
後に工藤が語るところによると、両親の言葉が正しいとわかりつつも言い返せず、家出同然で東京に"逃げてきた"というから驚きだ。
上京してからスタートラインに立つまで
現実から逃げるように上京した工藤であったが、この時点ではまだどこの事務所にも所属していなかった。
彼女は懐事情から養成所にも入れなかったため、独学で得たスキルと持ち前の行動力だけで、生活を切り詰めながらアイドル事務所のオーディションを受け続けた。
そんな中受けていたとあるオーディション中、工藤は貧血からか倒れてしまう。
その後、目を覚ました彼女は介抱したオーディションの担当者に謝罪し、少し会話を交わした後帰宅したが、数日後、工藤のもとに届いたのは合格通知であった。
不思議に思った工藤は事務所に向かい、合格の理由を聞いたところ、工藤を介抱した担当者が、会話を通じて彼女を信じてみたいと思い、合格にしたと言われたそう。
こうして、現在の事務所に所属し、晴れてアイドル工藤忍への扉が開かれることとなったのだ。
この頃から工藤は人の心を動かす素質を持っていたのかもしれない。
現在工藤は、そのまま都内で一人暮らしをしながら学生とアイドルを両立させているが、地元にいる家族や友人とは度々連絡を取ったり、活動を応援してくれる関係性になったらしい。
活動初期の工藤
彼女の最大の武器
冒頭に記したように彼女の活動は多岐に渡っているが、まずはアイドルとして工藤忍に着目したい。
アイドル戦国時代とも揶揄されるように、昨今では突飛な才能や強烈な個性を持つアイドルが多々おり、そのアイドル達の知識やセンス、身体能力を活かすことでテレビが成り立っているといっても過言ではない。
アイドルの多くは自己紹介のためにキャッチフレーズを持っているもので、工藤も初期のステージではその定型に沿った自己紹介をしているのだが、「努力のアイドル、工藤忍です!」というものであった。これは良く言えば直球ではあるものの、悪く言えば「普通」と感じる。他のアイドルも努力していることに変わりなく、これといった個性が伝わらないキャッチコピーと言えるだろう。
しかし、これをあえて推すような普通らしさこそが彼女の最大の魅力であり、現在の人気の理由とも言える武器になっている。
"普通"であることからの共感
工藤が私生活について語るたびに、庶民的として話題になるが、実際のところ庶民的というより庶民そのものと感じる。
「芸能人」と「庶民的」という言葉は大抵の場合、対照的なものとして捉えられ、庶民派であるということは芸能人の一種のアピールポイントとして用いられるが、工藤の場合はそのようなアピールをせずとも庶民であり、観ている者に身近な存在に感じさせるのだ。
そんな彼女の姿は、まるで視聴者の隣人や友人、親族であるかのような印象を与え、ときには自己投影の対象にもなる。
人は趣味や仕事、恋愛など何事かに情熱を注ぎ、真剣に取り組んでみたいと思うほか、一つの物事情熱を注ぐアスリートや職人の精神に憧れを抱きがちであるがあるが、そうした中で「普通」である工藤がステージやテレビを通して見せる努力の姿は、観ている者とどこかリンクし、リアリティのある憧れへと昇華させる。
こうして「工藤ちゃんが頑張っているのだから自分も頑張ろう」「自分も忍ちゃんみたいにチャレンジしていこう」という心理が生まれ、ファンもそうでない人々も工藤の活動に目を奪われてしまうのである。
カラーを持たない俳優の強み
冒頭に記したように、工藤は映画「テイルズ・オブ・シンデリア」のほぼ本人役での主演や、つい先日も再演された「空想公演 おえかき勇者と凍れるお姫さま」でのコミカルな三悪ボスの熱演など、俳優としても存在感を出している。
工藤の演技を一言で表すと個性派と対極の「無個性派」だ。役によって体格や風貌などを大きく変えられる俳優が「カメレオン俳優」と称されるが
ドラマや演劇の中での彼女は、工藤忍であることや、役者が演じている人物だということを忘れさせ、物語の住人の一人として溶け込んでいる。
こうした演技ができるのも、工藤が「庶民」かつ「普通」であるからではないだろうか。
十人十色な芸能界の中で透明ないし純白である彼女だからこそ様々な役柄に手を伸ばすことができ、それぞれに染まることができるのであろう。
こうした工藤の存在は「蒸機公演クロックワークメモリー」や「刑事公演 アンビバレント・バディ ~二人はWin-Win~」といった演劇でのバイプレイヤーとしての出演や、現在放送中のCMへの起用など随所で求められている。
ジュエリーの広告に起用された時の工藤
工藤忍の掲げる目標
ご存じのとおり工藤は"フリスク"ことフリルドスクエアのメンバーとして、綾瀬穂乃香・喜多見柚・桃井あずきの3名と共に活動している。これに加えて塩見周子・アナスタシアと結成した「ポラリス・ノーツ」や、同郷青森出身の水本ゆかり・棟方愛海・浅利七海との「青森四姉妹」での活動も記憶に新しい。
フリルドスクエア
ポラリス・ノーツ
青森四姉妹
パステルな雰囲気のフリスクに対し、クール路線のポラリス・ノーツ、ご当地アイドル風の青森四姉妹など毛色の全く違うユニットをこなせるのもやはり、彼女が何色にも染まることができるからに他ならない。
着々とアイドルランクのアップを重ねていきながらも、その変わらない「普通」な振る舞いを見せる工藤忍。
彼女の今の目標は、トップアイドルになり、故郷に錦を飾ることだという。
飽くなき努力を続ける彼女の未来に、期待せずにはいられない。
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工藤忍はボイスが未実装のアイドルです。
現在 デレステ と モバマス にて開催中の「第2回ボイスアイドルオーディション」にて忍が上位になれば声と歌を彼女にあげることができます。
忍にぜひ投票してください、よろしくお願いします。
関連リンク
工藤忍wiki~しのぶリタニカ百科事典~
工藤忍Discordチャットルーム「ハナシノブ」
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