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お店を10年継続できたら、あとは惰性なので辞めるべきだと考える。

これ一応経験からのお話。
ぼくは12年お店をしていましたが、
それをやめて今は仕切り直してカフェをしています、

もちろん責任問題もあると思うので、勝手なことは言えないけどね。
継続したい人はするべきだと思う。

けど、10年も続けることができたらある程度”力”はついてると思うんです。

でもこれは、人生の問題なんです。

10年もやっていると仕事も悩みもある程度「ルーティン」になる。
なんなら、10年やってルーティンが作れてなければさらにもう10年したほうが良い。

要は「コンフォートゾーン」ができるという話。
居心地よくて、惰性でいけるしその中で形成された社会では自分のテリトリーとポジションがある。逃げ切れると感じるゾーンが生まれる。

ケーキ屋でいうと、10年もすればアイテムは固定化されていく、クリスマスには飾りに乗せるサンタの砂糖菓子の服装が変わるかポーズが変わるか、トナカイになるか?くらいになる。

バレンタインやホワイトデーもお客さんに期待される売れ線を作らなくてはいけなくなるので、自然とルーティン化させるし、その必要性がある。

おそらく、10年で築いたルーティンは15年後も同じことをしていると思う。ほぼ、同じようなことを。

お商売的にはそれで良い。けど、
その蓄積された体験はおそらくそのままアウトプットする機会がないまま引退するだろう。

長く商売をすることに対する美徳はやはりある。歴史のある屋号は素敵だ。

ただ、同じことをして生きていくのは本当に素敵なのだろうか?

せっかくの蓄積された体験が資産としてあるのに、それを発揮する機会はない。
何千万円という借金をしてお店をして、完済人になって、あとは引退までは悠々自適。

ぼくは、きっと5年後も同じことをしているだろう。と感じた時にちょっとビビった。
多分、年齢だけ重ねて挑戦とは程遠い緩やかな成長曲線の世界。

その世界線の5年後にきっとこう思うだろう。
「あの時、何か挑戦していたらもっと自分を発揮して生きていたのかなぁ。」なんてね。

それなら、今、この瞬間に理想的な自分になるには何をしたら良いのか?

それはやってみなくちゃ分からない。

けど、冒頭にも書いたがぼくは世界線が変わったところで現在生きている。

なんとかはなる。もんだ。

悩んでる人に伝えたいのは、
若いから挑戦できるんじゃない、
挑戦するから若いんだ。ということ。

自分らしく生きるのは
ちょこっと何かを諦めたりなくしてから。
大切なものが分かったところで、
譲れないものだけ握りしめておけば良い。
これまで必死に生きてきたことはしっかりと資産としてある、それは誰にも奪えるものではない。



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