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人を動かす話し方って

所属組織の研修での一コマ.

三週間にわたりひたすら続いた講義の中で,唯一とても興味が沸くものがあった.ほとんどの授業は寝てしまう私でも,約4時間ずっとその内容に惹きつけられた.その方は有名大学の教授である.

講義後の受講者も,かなりその内容に影響された様で,各々その内容について調べたり,感想を述べあったりしていた.講義の内容にそれほど差があるわけではないのに,何がそんなに鮮烈に映ったのか考えてみた.

・話し方
その講師は実に多様な話し方を織り交ぜた.
特に,自分の主張と異なる学者や政府要人への暴言(×ね,バカ等)には心地良く思わない研修生もいたであろう.しかし研修というclosedな環境だからこそ,共通の敵に対する敵意に満ちた言葉は,自分の主張を飾るのに効果的だったのかもしれない.
TVやラジオのコメンテーターにも良く出ていて,敬意,嘲笑,暴言,憂慮等々,時と場所を考慮して巧みに話す.
私はプレゼンのようなものが得意ではないが,人前で話す機会も今後は増えてくるだろう.今回の感動を参考にして,せめて強弱をつけて話すくらいのことから始めてみようと思えた.

・主張
明確な主張のある話は面白い.その話が正しかろうがそうでなかろうが,全く科学的でなかろうが,ただこうなっているんですよ~と解説するだけの話より随分と面白い.
興味を持たせるには細かい話は最後の最後で良いんだろう.なんならなくてもOKだろう.
学校の授業でも,そういった教え方がスタンダードになれば,少しは授業に興味を持つ学生が増えるんだろう.

自分が講演とかやる立場になった際には,ぜひ取り入れてみようと思った.


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