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国立西洋美術館の思い出 2022年4月11日~15日

【4月11日】
大学時代、上野の国立西洋美術館はお気に入りの場所だった。

絵画の展示は中世の宗教画から始まる。私はキリスト教徒ではない。でもその文化には惹かれる。

基本的に描かれた年代順に展示されている。平面的な宗教画が立体的になっていく。冷たい顔に体温が通っていく。絵がグラデーションのように変わっていく。いわゆるルネサンスだ。ここではそれを、実物を観ることによって体験できる。

私は、特に西洋美術愛好家というほどの者ではない。ただ雰囲気が好きなのだ。ここに来ると、古い時代の西洋にいるような気持ちになれた。

常設展を好んだ。西洋に浸ることが目的なので、値段も高く、展示数も少ない特別展を積極的に選ぶ理由はない。

現在の常設展の料金は一般500円、大学生250円。こんな安い値段で西洋美術に浸ることができるなんて夢のようだ。私が大学生の頃は100円だった。

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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